「手前勝手世界食物語、第367号」
「焼鳥用の器具」
久し振りに焼鳥屋に入った。出てきた焼鳥には不思議な道具が付いていた。それが先割れスプーンのようなもので、これは焼鳥を串から外すためのものだ。実際に私は焼鳥を食べる際には箸でまず串から焼鳥を全て外してから、箸を使って焼鳥の身を一つづつ食べる。箸でやらずにこの先割れスプーンのようなものでやるほうが綺麗だし、見場もいい。こういった気遣いが日本人の所謂「おもてなし」の一つなのだろう。食べる人のことを考えたおもてなしだ。その焼鳥屋にドイツからの4人組が入ってきた。ドイツ語をしゃべっていたからドイツ人なのだろうが、焼鳥もお好きなようだ。さて今年の景気も徐々によくなりつつある。特に街では女子会が大流行だ。どのレストランに行っても女子会ばかりだ。今や日本は女子力によって引っ張られているといっても過言ではないだろう。
以上、東京から勢古口がお送りしました。