「ドゥブロブニク」

5月14日(木曜日)
バルカン半島の旅は2度目。これから廻るコースは全て経験済だ。早朝から同行している3S会のスーさんと一緒に散歩に出掛ける。海が綺麗で美しい。ホテルは郊外なので静かだ。ここはローマ時代からの街だ。まず朝一のケーブルカーに乗って裏山の山頂(標高415m)に行く。眼下にドゥブロブニクの城壁に囲まれた美しい街と、それに連なるアドリア海、クルーズ船が2隻に帆船が一隻沖合に泊まっていて小さなタグボートが素早く往復して船客を街へと運んでいた。我々は山頂からの眺めを堪能して、いよいよ城壁内に入る。簡単に市内の主なポイントを廻ってから各自自由行動となり、城壁に上り街の周囲を一周する。陽が高くなるに連れて観光客が増え、城壁の上も渋滞が始まった。写真はスーさんと外人観光客だ。兎に角海が美しい。空の色も美しい。それに城壁内の建物は赤いオレンジ色の瓦で統一されている。この国、過去はユーゴスラビアと呼ばれていた統一国家だったが、1991年からの内戦で破壊され国家は分裂、ドゥブロブニクも例外なく砲弾の雨に襲われたという悲劇の歴史を持つ。ユネスコの協力により漸く復興されたという。バルカン半島観光の目玉の一つだ。海岸線を北上するが、小さな街が点在しヨットが係留されていて保養地になっている。クロアチアのドゥブルブニクから一度国境を越えてボスニアヘルツゴビナに入り、直ぐにまたクロアチアに入る。ドゥブロブニクはクロアチアの飛び地なのだ。そして内陸に進み、今度はまたボスニアヘルツゴビナに入り直す。目的地はモスタル。内戦当時、イスラム教徒のセルビア人、ユーゴスラビア連邦軍、クロアチア軍が三つ巴の戦いを行ったという。宗教的にはイスラム、キリスト教クロアチア正教(オーソドックスというらしいが)、カソリック、ユダヤ教と入り乱れていたらしいから、互いを憎しみ合い、殺し合ったという。4宗派間の対立に民族問題が絡み合っていたから複雑だ。オールドブリッジという1993年に破壊され復興された橋からの帰りにスーさんが二人組の女性にバッグの留金を開けられ、私にも手を伸ばしてきた事件が起きた。幸い被害はなかったが、我々のツアーでも何人も襲われていた。ここでも乞食がいた。気を抜けない旅ですね。

「2015年の映画のお話し」
映画「ホーンズ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76作目)
恋人を殺したとして無実の罪に問われた青年の頭に角が映えてきた。この角を見ると皆真実を話してしまう。そして真犯人を追い詰める。

映画「ブラック・ハット」(TCみゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77作目)
香港の原発がハッカーによって破壊された。獄中の天才ハッカーに協力要請があり、犯人を捕まえれば釈放させるという条件が提示される。果たしてハッカー同士の戦いはどうなるのか?

映画「百日紅(さるすべり) ミス・北斎」(TC日本橋にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年78作目)
葛飾北斎の娘お栄の目から見た北斎を描くアニメ映画。大人向けだ。

映画「小さな世界はワンダーランド」(TC錦糸町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年79作目)
BBCの作品だ。いつもながら素晴らしい画面で小さな生き物の生活を描いていた。

日経新聞5月15日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「真夜中のゆりかご」が3つ星、「ゼロの未来」が3つ星、「スポンジ・ボブ」が3つ星、「国際市場で逢いましょう」が3つ星、「ホーンズ」が3つ星、「Zアイランド」が3つ星、「明烏」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)5月の2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキ)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「君臣の想」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年115冊目)「お髷番承り候」シリーズ第10弾完結編

「凄腕見参」(稲葉 稔 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年116冊目)「新・問答無用」シリーズ第1弾

「助っ人剣客」(牧 秀彦 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年117冊目)「日比野左内一手指南」シリーズ第1弾

「真田合戦記」(幡 大介 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年118冊目)

「史上最強の大臣」(室積 光 著)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年119冊目)
これは実に面白い。絶対に読むべき。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。