「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「ファーストマン」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年23作品目)
アポロ11で月面に人類初めて着陸したニール・アームストロングの半生を描くのだが、驚いたことに最初のシーンの字幕スーパーが間違っていた。高度を字幕は1万4千フィートとなっていたが、映画では実際は10倍の14万フィートだった。何でこんな間違いをするのか?翻訳者には驚かされる。飛行機に乗ったことないんじゃない?(因みに、1万4千フィートは、4666ヤード、これは約4200m、これで大気圏外に出たとはちゃんちゃらおかしい)
「ちいさな独裁者」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年24作品目)
1945年4月敗戦ま近かのドイツ国内では脱走者が続出していた。そんな脱走兵の一人、上等兵の若者が偶然大尉の制服を拾い、それを着てその権威を振りかざし、独裁者になっていく姿を描くが、これが事実だったとは。戦争の恐怖と狂気に生き残るという生命活動が徐々に彼を本物の独裁者に仕立て挙げていく。恐ろしい。「事実は小説より奇なり」とはまさにこれだ。
「ともしび」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年25作品目)
どうしてこういくことになってしまったのだろうか?あの時何があったのか?老女は夫を収監され、息子たちからは阻害され孫にも会えない事態に。悲しい人生は誰にでも訪れることなのだろう。
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年26作品目)
18世紀終りの英国、81歳のヴィクトリア女王の側近に起用されたのが、インド人でイスラム教徒の男性だった。女王と彼との間に通う親近感。実はこれは2010年に彼の日記が発見されて分かった事実だった。孤独な女王と部外者の男との秘めたる友情とは?面白かった。
「半世界」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★★(今年27作品目)
小中高と同級生だった3人。志摩半島の田舎で炭焼をする者、自衛隊を辞めて帰郷した者、地元で自動車販売をする者、この三人が織りなす人生の綾が実に美しい。単純でいて複雑な人間関係から得られるものは?半世界とは誰にとっても世界は半分しか知らないということか。
「アリータ バトル・エンジェル」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年28作品目)
西暦2500年代の地球。空の上の世界と地上の世界に分かれて暮らす人たち。そんな世界に300年前のサイボーグが復活し、悪との戦いが始まる。人間の世界は既にサイボーグに支配されているのか?まだ物語は始まったばかりで次回作がありそうだった。
2月22日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ギルティ」が4つ星、「ビール・ストリートの恋人たち」が4つ星、「あなたはいまだ帰ってこない」4つ星、「アリータ バトル・エンジェル」が4つ星、「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」が3つ星、「あの日のオルガン」が3つ星、「空の瞳とカタツムリ」が4つ星でした。
「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」
「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」
「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて
2月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて
「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ。5月、8月はハワイの予定。
「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「ミレニアム 5 上」(ダヴィド・ラーゲルクランツ 著)早川書房文庫 私的批評眼★★★(今年30冊目)「ミレニアム」シリーズ第5弾
「ミレニアム 5 下」(ダヴィド・ラーゲルクランツ 著)早川書房文庫 私的批評眼★★★(今年31冊目)「ミレニアム」シリーズ第5弾