「北海道復興割の旅、後記」

『J REPORT 2019年2月第3週号』
「リタイアメント・ノート 10年7か月目」
「VOL.1094号 SINCE AUG.12th,1983」

「北海道復興割の旅、後記」
冬の北海道はやはり寒い。そして我々日常的に雪のない地方の人間が一番困るのが、スリップだ。凍り付いた路面を歩く時には注意が必要だ。そこで登場するのが「滑り止め」だ。まず驚くのが氷の路面に撒かれた小さな黒い粒だ。これは砂利を焼いて造った滑り止め砂なのだという。粒の周囲がとげとげになっていて滑り止め効果があると言う。(写真:滑り止め1)滑り止め1
そして靴の方にも細工がある。まず道外から来た人、特に観光客が使うのが、靴底に嵌めるスパイク付き滑り止めだ。(写真:滑り止め2)滑り止め2
テンポラリーなものでビルの中などでは外し、外に出る時に履く。
一方、地元の人はそうではない。靴底に張り付けてしまうタイプのものだ。着脱式ではなく、常時使えるものだ。(写真:滑り止め3)滑り止め3
これにはスパイクはついていない。だからオフィスでも使えるが、氷の上では慎重に歩く必要はあるだろう。
ボランティアガイドさん言っていたが、沖縄から雪まつりに来た人は革靴を履いてきたという。直ぐに滑り止めを買わせたそうだが、防寒具を持参するようにと言っておいたのに、持ってきたのはウィンドブレーカーで風除けだったという。従って余りに寒いので途中で観光は中止にしたという。知らないということほど恐ろしい話しでした。