「今週の映画と本」
「母さんがどんなに僕を嫌いになっても」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年196作品目)
母親からの家庭内暴力から逃れて17歳で家でした息子が22歳になり、母との再会を果たす。さてその先は。考えさせられる映画でした。売れっ子の吉田羊が主演です。
「ボーダー・ライン」(角川シネマ有楽町にて)私的批評眼★★★(今年197作品目)
アメリカ国内のスーパーマーケットでテロリストによる自爆事件が起こる。麻薬犯罪局は特殊部隊を編成してメキシコの麻薬カルテルが関与していると考えて、内部分裂を起こそうとメキシコで極秘作戦を開始するのだが、実は大きな誤解があった。2転3転の最後が面白い。
「サムライせんせい」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★★(今年198作品目)
いやあ、意外と面白かった。幕末の志士「武市半平太」がタイムスリップして突然150年後の高知市に現れる。偶然隠居老人に拾われて寺子屋を開く。そこへ何と坂本龍馬が現れる。その後の展開がまた面白い。
「おかえり、ブルゴーニュへ」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年199作品目)
フランスはブルゴーニュで葡萄畑を持ちワイナリーを経営する家族が父の死後、相続税をどうするか、兄、妹、弟、そして彼らを囲むそれぞれの家族の生き方を描く。
「鈴木家の嘘」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年200作品目)
「迷い熊衛る」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年226冊目)「長屋道場騒動記」シリーズ第2弾
「家康、江戸を建てる」(門井 慶喜 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★★★(今年227冊目)
2年半待っていた本が漸く文庫本となった。何故家康が秀吉の命令で関東に移ったのか?その後の利根川の流れを変えたり、金貨を鋳造させて貨幣経済のきっかけを造ったり、飲料水を井の頭から引いたり、江戸城の石垣を築いたり、天守を建てたりと江戸の基礎を造ったのが家康だった。本当に面白い本でした。