「手前勝手世界食物語、第447話」
「火鍋」
もう今から30年近く前。初めて北京に行った時、現地ガイドの人にお願いして、人気の火鍋店に連れて行って貰った。その店の鍋は真ん中が煙突状になっていて所謂しゃぶしゃぶで羊の肉と野菜を食べたから正式には火鍋とは言わないのだろう。その後、上海では友人のM夫妻に連れられて、これは本格的な火鍋で実に辛く汗だくになった。病み付きになり、香港では鍋の中が二つに分かれたのを買い求めてきて、自宅でしょっちゅう火鍋を食べている。そんなことで銀座8丁目の火鍋店に行った。最近この店も中国人観光客が多い。鍋は3種類のスープが選べる。辛いのと、豆乳と、出汁と3つ選ぶ。後は和牛の霜降り、和牛の赤身、輸入牛、豚、鶏と野菜を適当に入れて食べる。
(写真:鍋1)
(写真:鍋2)
(写真:鍋3)
(写真:鍋4)
辛いものが好きな私はこの四川風火鍋やタイシャブを食べるのが楽しい。一度上野のレストランに会社の人を誘って「タイシャブ」に行くと言ったら、「鯛しゃぶ」と間違えられた。
特に夏場に汗をかきながら食べると食欲が増すのが最も好きだ。