「メキシコ料理」

「手前勝手世界食物語、第369号」
「メキシコ料理」
主食である「トウモロコシ」を原料とした「トルティーヤ」に尽きると言えよう。トウモロコシを粉にして、それを水で練り上げ、薄く円形に伸ばして焼き上げる。北京ダックを包む小麦粉の皮に良く似たものだ。これは暖かい内に食べないと不味くなるらしい。だから綿のナプキンに包まれて出される。そこから一枚一枚出して、色々な具材を乗せて食べる。そこに辛味のある香辛料も入れる。大小の大きさがあり、大は直径20cmほど、小は7?8cmほどだ。これが食べ方第一番目。次はポテトチップと同じような大きさにしてこれを油で揚げて、正にポテトチップ状態にして、これに香辛料を付けて食べる。第三番目は先ほどの第一番目の皮を油で揚げて、それに野菜やら肉やらを入れて食べる。まあこれが我々が知っている一般的な食べ方、即ち「タコス」というものだ。その他、肉も魚も料理は出されたが、どれも同じ味で美味しくなかった。全般的にメキシコ料理は不味い、美味くないと言えるかな?話しは違うが、ポルトガルで「タコライス」というのを食べたことがある。蛸の身を刻んだものに野菜と米を炒め合わせたもので意外と美味しかった。沖縄で「タコライス」を頼んだら、全く違ったものが出てきて、店の人に聞いたら、「タコスのライス入り」だということでメキシコ風タコスにご飯を入れたものだったので驚かされたことがあった。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「江戸城」

「江戸城」
写真は大手門か観た「江戸城」だ。勿論模型だが、江戸東京博物館6階常設展示場にあったものだ。右手奥が本丸だ。意外に沢山の建物があったことが分かる。多分左手遠くには富士山も観えたはずだ。本丸天守閣は所謂振袖火事で消失しその後建てられていない。愛宕山から撮られた写真もあったが、込み入った江戸の町並みが写されていたが、軒を連ねる町並みは流石百万人都市の面影も見受けられた。江戸東京博物館にはぜひ行って見て下さい。お薦めです。まだ「大関ヶ原展」もやっています。

「さいたま歴史研究会5」
今回のテーマは「三陸大津波」だ。過去にも幾つもの津波があったようだが、歴史的に比較的記録が残っている「明治29年(1896年)大津波」を取り上げた。6月15日は旧暦では5月5日の端午の節句だった。地震が起きたのは、午後7時32分30秒で、釜石の東方沖約200kmでマグニチュード8.2と推定される。その時、大砲の音のようなものが2度聞こえたという。恐らく海底の地盤が崩壊した音だったのではなかろうか?36分後、津波の第一波に襲われる。ということは午後8時過ぎだ。もう辺りは恐らく真っ暗になりつつあったろう。だから津波の姿が実際に見えたかは分からない。津波は北海道から宮城県までの海岸を襲った。逃げた人もいたが、物凄い犠牲者が発生した。死者行方不明者は青森、岩手、宮城の3県で26360名、流出倒壊した家屋10143戸、津波の高さは大船渡付近で38.2mにも達したという。岩手県の被害が一番大きい。リアス式海岸が影響したのだろう。地震の事実が電報で中央官庁や新聞社に知らされたのが6月16日、新聞での報道は17日だった。東京日日新聞社の記者二人は16日の夜東京を出発し、汽車と徒歩で現地に入ったのが18日の夜だったという。そこから現地の悲惨さと生き残った人からの話しを聞き、東京にレポートし新聞が掲載したのが28日だから、実に時間が掛かっている。その間、救助隊も軍隊や日赤、大学病院、公立病院等から派遣される。新聞には累々と横たわる死体や倒壊した家屋の写真も掲載されていた。今回の2011年3月11日と規模は余り変わらないが、被害が多く出たのは建物が殆ど木製であったことや、津波を信じていなかった人が多くいたことなど悪い要因が重なったのだろうか?何度も起きている津波なのに過去の事例が生かされていないと痛切に感じた。

「春の早慶戦」

「春の早慶戦」
完敗と言っていいだろう。春の晴天だった「昭和の日」、駒沢陸上競技場には恐らく1万人以上の観客が入っていたと思う。序盤から早稲田に一方的にやられっぱなし。いいところなく前半終了し、気分も不快。後半それも第4クォーターになって漸く連続してパスが通り、2タッチダウンを上げるも時、既に遅し。結局17:31で母校は敗戦した。個々人の体力、技術、それにチームとしての纏まり、どれをとっても母校は数段下だった。現在部員は190名にも達するというが、これは余りにも多過ぎる。満足に練習も出来ないだろう、この人数では。多分半数以上は就職対策で入部しているとしか思えないし、そんな雰囲気のプレーも散見された。私も含めて皆大会社に入社していたし、結局はスポーツを通じてチームワークの何であるかを教えられ、努力すること、耐えることを覚えた。こうした体育会の良い面がある意味、企業からすると採用し易い人材ということは言えよう。だがそれを逆手に取って怪我をせず、兎に角4年間在籍することを目指すようになっては学生スポーツとしては最悪だ。190名は60名程度に絞らなくてはならないと我々OBは感じている。部費を納めてくれるのだから多くても仕方ないという考えもあるだろう。だが実際には学校側に資金面の援助を求めるのは無理だ。だから我々OBたちが寄付をするしかない。練習毎に膨大な金額のテーピング費用が掛かる。だからと言って本来の学校を代表してスポーツ競技に参加するという精神を失っていいとは思わない。厳しく激しく練習し、そこから得られたものをスポーツという場で、母校の名誉を背負って戦う、本来の姿に戻って欲しい。とは言っても入りたいという学生を拒むことは出来ないのが学生スポーツだろう。それならばやはりセレクションをするしかないのではなかろうか?

「光風会展」

「光風会展」
今年も友人が入選した。数年前から連続の入賞だ。「山門」を描き続けている。絵画も人の特徴が現われているのか、それとも観る人の心が反映するのか、どの絵も感動的な気分になって会場を歩いた。

「2015年の映画のお話し」
映画「マミー」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年66作目)
カナダのケベック州に住む母と息子。息子は感情が激すると問題行動を起こす。病院で室内に放火したり。そんな息子を愛する母親の苦悩と隣人との交流を通じた愛の物語。

映画「龍三と七人の子分たち」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年67作目)
文句なく、面白かった。兎に角笑える。

映画「落語研究会 昭和の名人 八」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年68作目)
桂文楽「明烏」、三遊亭円生「首提灯」、「桂文治」「二十四孝」、春風帝柳朝「粗忽の釘」

映画「セッション」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年69作目)
文句なく面白かった。ニューヨークの有名な音楽学校で教授と生徒、生徒同士の真剣な戦い。戦いと言っても音楽上のものだが、ドラマーを目指す青年の姿を描く。兎に角面白かった。

映画「フォーカス」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年70作目)
スリと詐欺集団が起こす次々事件。稼いだ金は120万ドル。これを巡って更なる詐欺が起きる。まあ面白い。

映画「ビリギャル」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年71作目)
偏差値下位の2%の女子高校生が一念発起して、偏差値上位2%の慶應大学文学部を受験しようとする。高校2年の夏からの猛特訓だ。塾の教師に導かれ不可能を可能にしようとする姿勢。また家族の協力。師弟愛、家族愛、友情に観劇だ。OBの一人として本来ならば★4つなのだろうが、★5つを上げます。

日経新聞5月1日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「私の少女」が4つ星、「寄生獣 完結編」が3つ星、「フォーカス」が3つ星、「イタリアは呼んでいる」が3つ星、「リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン」が3つ星、「ビリギャル」が4つ星、「アラヤシキの住人たち」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「稲葉山城乗っ取り」(早見 俊 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年104冊目)「大太刀軍兵衛奔る」シリーズ第1弾

「四谷怪獣殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年105冊目)「耳袋秘帖殺人事件」シリーズ第18弾

「閉門謹慎」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年106冊目)「鎌倉河岸捕物控」シリーズ第26弾

「乱れ坊主」(佐々木 裕一 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年107冊目)「公家侍松平信平」シリーズ第11弾

「赤まんま」(今井 絵美子 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年108冊目)「髪ゆい猫字屋繁盛記」シリーズ第5弾

「メキシコの旅、後記、イグアナ」

「J  REPORT 2015 5月第2週」
「リタイアメント・ノート 6年11ヶ月目」、
「VOL。897 SINCE AUG.12th、1983」
「メキシコの旅、後記 イグアナ」
ホテルを25日(土曜日)、現地時間午後3時に出発、空港に向う。と言うことは日本時間26日(日曜日)午前5時だ。カンクン国際空港を18:10発メキシコ・シティ21時着、待ち時間約2時間強、メキシコ・シティ23;35発、モントレイ着午前1時、給油後午前2時発成田着27日(月曜日)午前7時、成田までなんとホテル出発後26時間掛かった計算になる。遠いというほかない。さて、メキシコの印象だが、これほど「イグアナ」が多い土地だとは思わなかった。メキシコ・シティ周辺の遺跡も、ユカタン半島の遺跡でもそれこそどこでもイグアナがいた。住む土地により色は色々と違う。例えば芝生が多いところでは緑色に、また砂場ではグレーになっていたし、木があれば幹のような色になっていた。それと貧富の差も問題があったのだろうが、我々には街中にいる乞食程度しか見えなかった。更にユカタン半島は「モンスーン」が6月末から10月末まで襲われて毎年大変な被害があるらしい。表の姿とは別に現実は大変なようだった。今回のツアーの参加人員は13名と少なめ。60代を中心とした叔母様たち5名は千葉の市川、母と娘2人組は札幌、70代の叔母様は上尾、夫婦者2人は福井、世田谷の昭和15年生まれの叔父さん、姫路の66歳の叔父さん、そして私とまあ各地から集まった連中だった。最終日の2日間、カンクンというリゾートのホテルだったが、ここのシステムは「オール・インクルーシブ」というもので、ホテル内どこでも食べ物、飲み物はただ。ヒルトン系のホテルだったが、これは便利だ。余計な物を持たずに過ごせるから助かる。なかなかいいシステムだと思った。地方で困るのはトイレだ。開発途上国ではトイレの便座がないだけでなく、トイレットペーパーも便器には捨てられない(注:トイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てる)。いつもこれで困っているので、今回は便座代わりになる紙製の簡易便座を用意して行った。これは正解だった。それとハンディ・ウォッシュレットも持参したので、快適でした。旅のお供にウォッシュレットは如何ですか?またまた話しは変わるが、メキシコは「サボテン」の国だと思っていたが、行ってみてサボテンが少ないのにびっくりした。