至福の食の旅に、1

「J  REPORT 2013 7月第2週号」
「リタイアメント・ノート 5年1ヶ月目」、
「VOL。801 SINCE AUG.12th、1983」
「至福の食の旅に !」
また「JR東日本」の「大人の休日倶楽部パス」の季節がやって来た。@25000円5日間東日本・北海道乗り放題の切符で旅に出た。
「松本、蕎麦の旅」 第一日目
新宿発「あずさ7号」は満席状態だった。この日から乗り放題パスが利用可狽セからか、「大人の休日倶楽部」人気は凄いものがある。私は今年で3年目だが、毎回列車の旅を楽しみにしている。まずは松本の「そば処、浅田」へ。松本駅前から大通りを歩くこと約10分、NHK松本局の先を右手に曲がる。住宅街の中にその店はある。駐車場には県外ナンバーの車もある。5台分しかない駐車場だから既に満杯だ。店の中もほぼ一杯だが、偶然先客が出てきたので空き席に座れた。頼んだのは「+割蕎麦」と「蕎麦」、共に冷たい蕎麦だ。+割を「じゅうわり」と呼ぶのか「とーわり」と呼ぶのか、意見は分かれると思うが、私は「とーわり」が正しいのではないかと思っている。「どちらから先に出しましょうか?」と言われたので、「+割蕎麦を先に」と頼む。出て来た蕎麦はちょっと固目に茹でられていて、これをかなり濃いの強い醤油ダレで味合う。この店の「大根おろし」が一番高いそうで、地元産の大根は1kg@1800円というものらしい。店の説明によれば「まず大根おろし半分ほどを出汁に入れて、これで蕎麦を味わって欲しい」とのこと。この大根、高いだけでなくい「辛い」そうだ。薬味にはほかに「刻み葱」と「おろし山葵」だ。蕎麦は咽喉越し良くつるつると胃袋に入って行く。あっという間に一枚目を食べ終えた。食感、咽喉越し共に最高だ。次に普通の蕎麦。これは先ほどの「+割蕎麦」よりは若干柔らかな食感だ。それでも咽喉越しは素晴らしい。辛目の出汁にちょっと浸し、つるつると食べるが、「日本人に生まれてよかった」と感じる「至福の時」だ。二枚の蕎麦を食べて満足感一杯で店を出る。「+割蕎麦」@1000円、「蕎麦」@800円、合計1800円だが、決して高いとは思わない。店の中では順番待ちの列も出来ていた。さて、松本から小淵沢経由「小海線」で「JR一番高い場所」を通過し、佐久平から新幹線に乗り、大宮下車。そして埼玉の安行で例の3S会メンバーで「蛍狩り」を行った。実に充実した旅でした。

「招き猫」

銀座を歩いていたら、ウィンドーのガラス越しに沢山の招き猫が手を振っているのに遭遇した。それで思い出したが、大阪にも招き猫専門店があった。大阪は「本町(ほんまち)通り」を東に大阪城方面に行くとその店はあった。ご存知の通り、大阪は南北の道が「筋」、東西の道を「通り」と称する。だから非常に分かりやすいといえば分かりやすい。大阪勤務時代に偶然にその店を発見して「流石、商人の町」だと思った。そしたらやはり東京にもそれに近い店があったのに驚かされた。嘗て大阪、敢えて大坂と古い名前で呼ぼう。江戸時代から戦前までは「商都・大坂」は経済の中心地だった。なにせ「大阪市の人口」が一番多かったのは戦前の昭和10年代の280万人だというのだから恐ろしい。確かに周辺都市の人口は着実に増えている。しかし経済は?と言えば、今では東京を中心とした経済体制に変わってしまった。凋落激しい大阪なのだ。だが今、正に大阪復活の機運が出ているようだ。一度「JR大阪駅」周辺に行ったみたいものだ。「大丸」「阪急」「阪神」「三越伊勢丹」と大手百貨店が大激戦を繰り広げているようだ。「商都・大阪」復活の狼煙を上げてもらいたいものだ。果たして「招き猫」効果を獲得するのは誰なのか?橋下大阪府知事が「副首都」と言う国zを打ち上げているが、「関西復建権」期待しています。

「二八蕎麦」
美味い蕎麦に「二八蕎麦」というのがある。これは江戸時代から言われているそうで、二と八の意味は?と言うと二つ説があるようで、一つは「小麦粉2:蕎麦粉8」と配合比率だというのと、もう一つは「2掛ける8で16文」という「かけ蕎麦の値段」だったというものなのだ。江戸時代、比較的蕎麦の値段は安定していて大体「12文」から「16文」だったらしい。今の立ち食い蕎麦の値段等を勘案すると、1文は凡そ20円程度か?16文ならば320円、まあまあこんなものだろう。4000文が一両だから、一両は約8万円か?すると千両役者などと言われていた歌舞伎役者などは8千万円、これならば納得出来る。