「招き猫」

銀座を歩いていたら、ウィンドーのガラス越しに沢山の招き猫が手を振っているのに遭遇した。それで思い出したが、大阪にも招き猫専門店があった。大阪は「本町(ほんまち)通り」を東に大阪城方面に行くとその店はあった。ご存知の通り、大阪は南北の道が「筋」、東西の道を「通り」と称する。だから非常に分かりやすいといえば分かりやすい。大阪勤務時代に偶然にその店を発見して「流石、商人の町」だと思った。そしたらやはり東京にもそれに近い店があったのに驚かされた。嘗て大阪、敢えて大坂と古い名前で呼ぼう。江戸時代から戦前までは「商都・大坂」は経済の中心地だった。なにせ「大阪市の人口」が一番多かったのは戦前の昭和10年代の280万人だというのだから恐ろしい。確かに周辺都市の人口は着実に増えている。しかし経済は?と言えば、今では東京を中心とした経済体制に変わってしまった。凋落激しい大阪なのだ。だが今、正に大阪復活の機運が出ているようだ。一度「JR大阪駅」周辺に行ったみたいものだ。「大丸」「阪急」「阪神」「三越伊勢丹」と大手百貨店が大激戦を繰り広げているようだ。「商都・大阪」復活の狼煙を上げてもらいたいものだ。果たして「招き猫」効果を獲得するのは誰なのか?橋下大阪府知事が「副首都」と言う国zを打ち上げているが、「関西復建権」期待しています。

「二八蕎麦」
美味い蕎麦に「二八蕎麦」というのがある。これは江戸時代から言われているそうで、二と八の意味は?と言うと二つ説があるようで、一つは「小麦粉2:蕎麦粉8」と配合比率だというのと、もう一つは「2掛ける8で16文」という「かけ蕎麦の値段」だったというものなのだ。江戸時代、比較的蕎麦の値段は安定していて大体「12文」から「16文」だったらしい。今の立ち食い蕎麦の値段等を勘案すると、1文は凡そ20円程度か?16文ならば320円、まあまあこんなものだろう。4000文が一両だから、一両は約8万円か?すると千両役者などと言われていた歌舞伎役者などは8千万円、これならば納得出来る。

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