「余市、小樽」

「余市、小樽」編
札幌から電車で「余市」に行くと駅前に「ニッカウィスキー」の工場があった。テレビドラマ「マッサン」で有名になった所だという。無料で工場見学と試飲が出来るとあって人気の観光スポットのようで沢山の観光バスが来ていた。一応予約してありガイドの案内で工場を廻った。(写真:ニッカ工場入口3)

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アイルランドでもアイリッシュウィスキーの工場を観たことがあるので、どこでも製造方法は基本的に一緒だ。原料の大麦をピート(泥炭)で焼き、粉砕して水を入れ、糖質の水にして、それに酵素を入れてアルコール分があるようにして、発酵、蒸留、その後貯蔵熟成となり完成と簡単に言えばこんなことだ。(写真:貯蔵の樽)
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樽に入れて1年で5%、5年で三分の一、10年で半分が自然に減る。これを「エンジェル・シェア」といい。天使が持っていってしまうという。建物は古いものが多い。(写真:工場1)
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色々な製造の道具がある展示室にどこかで見たような小父さんのステンドグラスがあった。(写真:ニッカの小父さん4)
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いよいよ試飲だ。(写真:試飲室5)
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アルコール度数40度以上の「竹鶴」、「スーパーニッカ」そして「アップルワイン」の3種類をそれぞれ一杯だけ飲むことが出来る。外国人も多数来ていた。創業者の「竹鶴政孝」がスコットランドで製法を学び、この余市の地でウィスキー造りを始めた。どうもニッカはアサヒビールに吸収されたようでアサヒビールグループの一工場として紹介されていた。飲み方も色々とお勧めがあるようで、竹鶴はウィスキー1:水2:氷3が良いらしい。

「小樽」
新橋ー横浜間、神戸ー大坂間の次に「小樽―札幌間」に敷かれた鉄道の線路跡があった。(写真:線路跡)

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有名な「旧日本銀行小樽支店」の建物を中心にして、金融機関が最盛期には20数行の建物があったという。なぜそんなの銀行があったのか?これも当初は「ニシン」、そしてその後は「石炭」が積み出された街が小樽だった。だから金持ちがたくさんいたし、色々な企業が支店を出していた。
(写真:旧日銀小樽支店)
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そんな小樽は今は観光の街だ。中心地は「堺通り」、その今昔を見てみよう。(写真:昔の堺通り)
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(写真:今の堺通り)
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古い建物が残されて入るが、新しいビルも建ち、兎に角、ガラス屋さんの店、昆布屋さんの店、オルゴール屋さんの店、食べ物屋さんの店が立ち並んでいて、7-8割が外国人観光客だと思って頂ければよいだろう。小樽築港に大型のクルーズ船が入ってきており、日本人800人を含む3000人規模の観光客を運んできているという。凄い人並みでした。そしてもう一つの人気スポットは「小樽運河」とそこに掛かる「浅草橋」だ。(写真:運河1)
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(写真:運河2)
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2時間半ほど歩き回ったが暑いのには参った。気温27.8度の小樽だ。流石に日影は涼しいが、紫外線が強い暑さだ。小樽の西に位置する海岸に「祝津」という町がある。「小樽水族館」がある所だ。船で小樽港から25分、そこの民宿「青塚食堂」に行く。翌朝、上の展望台に登ったが、遠く札幌の高層ビル群が見えた。多分30キロ程度しか離れていないのだろう。(写真:祝津港)
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展望台の下の海岸に「トド」が何頭もいて、「ゴーゴー」と鳴き声をあげていた。かなり大きなトドたちだ。(写真:トドのいる海岸)
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海岸線に「看板」があった。そこには「密入出国、密猟、密輸入を見つけたら、110番」と書かれていた。如何にも北の国に来たなあと実感させられた。(写真:看板)
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ここに「泊」から移設した「鰊御殿」があった。(写真:鰊御殿)
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小樽から札幌、そして函館経由で北海道新幹線で東京に戻ったのは、午後9時過ぎでした。流石に疲れた。
追伸:北海道の信号は全て縦長型だった。雪が積もるのを出来る限り防ぐのが目的だろう。最新式は更に信号機が前傾していて、信号ライトにも雪が積もらないように工夫されていた。(写真:信号機)
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