「パリ五輪後半戦を観て=小手先では勝てない、層の厚さと組織力」
柔道の男女混合対抗戦を観てフランスの層の厚さにその底力を観た。
組織力と言えば嘗ての共産圏が国の威信を掛けて選手を送り込んだものだったが、今は情報力に選手を支えるスタッフが如何に充実しているかと変化しているようだ。
プロスポーツは勿論大学スポーツでも資金力がものをいう時代だ。そんな中、日本も小手先や個人の努力だけでは勝てないということを実感させられた五輪だった。
既に今もその傾向は見られるが、10年以内には五輪で活躍できるのは、①運動能力の高い黒人系の選手、②経済発展を遂げた人口大国の人、③独自の才能を持ち資金力情報収集力がある一部のアスリートになってしまうのだろうか。