「癌闘病記ー第2回」

「癌闘病記―第2回」
体重の回復と共に「生きる」という意欲も増して来た。
「食欲不振」
抗癌剤を中止して二日目から食欲も回復した。これまで10年以上を私は「一日一食」主義を貫いてきたのだが、その日から3食へと復帰した。すると食欲も増しあっという間に体重が2kg増えた。生き甲斐が戻った感がする。
塩分も若干接種を増やすことにした。但し、筋肉が衰えたのだろう、寒さが堪える身体になってしまった。いつも寒い。
「味覚の変化」
味覚だけは回復せず、辛みが苦手になり、猫舌状態は変わらず。甘いものも欲しているので血糖値が心配ではある。
「断酒、禁煙」
学生時代から酒を飲んでいたから、50数年になる飲酒生活に別れを告げたのが昨年5月。お陰様で今では漸くɤ-gtpの数値が一般人の上限になった。まだまだそれでも高いがこれも断酒の効果だろうか?
禁煙は29歳からなのでもう大丈夫だろう。
副作用で声が出なくなったが、中止しているので声は復活した。
「今後」
今は勿論十分な気力があり充実している。医師より今後の治療方法として、これまでの抗癌剤の量を減らして続けるか、新しい方法を考えるかと問われたので、この薬は勘弁してほしいと申し上げ、新たな方式に切り替えるために再度MRIで検査することとし、次回診察は3週間後としてもらった。現状では今の抗癌剤は勘弁だ。
それでも癌が勝つのか、私が頑張れるのか、瀬戸際での鬩ぎ合いであることには間違いないだろう。

泣き言ばかりで申し訳ありませんが、これが今の私の現状です。それでも頑張って生きるしかないのだろう。
以上、終節を迎えた東京から㔟古口がお送りしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。