映画「男たちの挽歌」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年25作目)
驚いたことに観客の大半、殆ど全てといってもいいだろうが、女性客だった。脱北者兄弟の兄は弟と母を裏切って南に逃げた。母は殺された。漸くその後に脱北した弟は兄を憎みながら警察官になる。一方、兄は犯罪者となり、銃器に密輸に携わっていた。兄を慕うもう一人の犯罪者、彼ら3人の物語だが、結末は壮烈な銃撃戦となる。果たして兄弟は?
映画「ヒアアフター」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年26作目)
題名は「来世」の意味だと初めて知った。始まりは東南アジアを襲う「津波」だ。その迫力の凄さ、そこで臨死体験をしたフランスのジャーナリストの女性。交通事故で双子の兄を失った少年。そして過去の臨死体験から「霊博メ」になった男。これら3人が微妙に絡み合う。死後の世界はあるのか?その謎を描くクリント・イーストウッド監督作品。卵z以上に面白かった。星5つあげたい位の映画だった。
映画「洋菓子店コアンドル」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27作目)
鹿児島から男を追って東京の有名な洋菓子店にやって来た娘「なつめ」と、元天才シェフ、店のオーナーシェフ等が絡み合ってなつめの成長を見守るというもの。何事にも諦めない「なつめ」の姿が気持ちよい。
映画「180度SOUTH」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年28作目)
ドキュメンタリー映画だ。ある青年がロスアンジェルスから1万マイル南にあるチリの沖にある島「パタゴニア」へ登山に向かうというもの。途中、波乗りをしながら、また船の修理のためイースター島にも立ち寄り、遂にパタゴニアの自然に触れながら山に挑戦するが、最後の最後で断念してしまうまでの実写だ。自然が実に美しい。
日経新聞2月25日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「英国王のスピーチ」が5つ星、「悪魔を見た」が4つ星、「ナルニア国物語第3章」が3つ星、「GONZO」が3つ星、「戦火の中へ」が3つ星、「男たちの挽歌」が3つ星、「恋とニュースのつくり方」が3つ星でした。
「シノプスシ112」(読書シリーズ112)
本「悲愁の剣」(佐伯泰英著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年39冊目)
本「白虎の剣」(佐伯泰英著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年40冊目)
「長崎絵師 通吏辰次郎」シリーズ。長崎の絵師だった男が訳あって東南アジアを放浪し帰国。江戸と長崎で活躍する姿を描く。佐伯氏の初期の本だ。
本「雀のお宿」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年41冊目)
瀬戸藩に起こる事件を女性の視点から描くシリーズ2作目だ。武士社会の刹那さ辛さがよく描かれている。
本「ときめき砂絵いなずま砂絵」(都築道夫著、光文社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年42冊目)
「なめくじ長屋捕物さわぎ」の第5段目。砂絵描きのセンセーが謎を解く探偵物。実に面白いし江戸の街の様子が良く分かる傑作です。
本「潜入捜査」(今井敏著、実業之日本社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年42冊目)
久々に今井氏の警察ものを読んだ。1991年に発浮ウれた初期の作品だが、今読んでも面白い。やくざと見れば徹底的に叩き潰す警官のお話し。携帯電話がまだ普及していない時期のことだからまた古い時代が懐かしく思えるから不思議だ。
本「母子燕」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年43冊目)
本「星の契」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年44冊目)
本「梅の香」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45冊目)
「出入師夢之丞覚書」シリーズの3作品。今は浪人をしている「半名夢之丞」は母との二人暮らし。剣道の町道場の師範代として手伝っているが実入りがないため、裏の仕事を始めた。それが「出入師」、揉め事を解決させ双方から手数料を取るというもの。頭の機転と腕がなければならない。
本「鬼哭の剣」(鳥羽 亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年46冊目)
「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ第1作目。介錯人とは切腹する武士の首を打ち落とす役目。老中水野と南町奉行鳥居ら一派との戦いを描く。