「日立市役所の電源喪失」

「日立市役所の電源喪失」
先日の台風崩れの大雨で日立市役所の電源が喪失するという事故が起こったという。2011年の東日本大震災時に市役所が被害を受けたので、その反省の元に災害の無い庁舎を建設したというのだが、結果今回の電源喪失だった。その原因は地下の電源施設が浸水しての喪失だという。私はこれが理解出来ない。震災で発生した大津波で原発の電源喪失事故が起き、今もなお燃料デブリの問題が解決していない根本理由は、津波が起きることが想定外だったという東電側、そして肝心の電源施設が地下にあったということ、これは完全に設計ミスであり、想像力の欠如というしかないと思う。それなのに日立市役所の電源施設もまたまた地下に造られていたのだ。市役所は丘の上にあり水没するとは思わなかったというが、それ自体が想像力の欠如だろう。何故高いところ、少なくとも屋上とか水没が最も回避できる場所に造らないのか?理解に苦しむ。設計者はコスト面だというだろうが、その結果が東電の原発事故ではないか。結局コストを削減したために膨大な費用負担が発生したことがまだ理解出来ないのだろうか?これからは設計の発想を大胆に変えないとこういった事故はまた起きるだろう。皆様はどう思われますか?
設計自体が分業化していることによる弊害なのかもしれない。でも日本の設計力ってこんな程度なの?
以上、残暑とは名ばかりの酷暑が続く東京から㔟古口がお送りしました。