「歌川国芳展」

六本木の「森アートセンタービャラリー」で公開中(2月12日まで)のb>「歌川国芳展」に行ってきた。感動した。元々この浮世絵師の才狽ヘ知ってはいたが、これほどだとは思わなかった。19世紀前半の江戸で活躍した彼は「国芳一家」として沢山の弟子を育てた。勿論「武者絵」「歌舞伎役者絵」「美人画」そして動物を描いた「擬人画」等素晴らしい作品が展示されていた。当時のブロマイドと言われている歌舞伎役者なども素晴らしいが、私が一番感心したのは、まずは何人もの裸の男性の図柄を組み合わせて一人の男の顔を描いた「騙し絵」的なものや、動物や魚を人に見立てて描いた風刺絵なども実に凄い。思わず笑い出してしまったくらいだ。鬼才と奇才が一緒くたになったその浮世絵は江戸時代末期の世相を繁栄しているのか、彼の多才さで驚かされた。一度ぜひご覧いただきたいと思う。日本屈指の浮世絵ばかりだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。