歌舞伎観劇「12月大歌舞伎」(新橋演舞場にて)

通し狂言「御摂(ごひいき)勧進帳」三幕
「歌舞伎18番の勧進帳」が出来る60余年も前に作られ江戸で演じられた古典歌舞伎、今から凡そ240年も前の作だそうだ。義経と弁慶らの勧進帳だが、ちょっと趣きが違ったが面白かった。
「勘三郎死す」
テレビを観ていて驚いた。非常に残念。年に5回は歌舞伎を観ているし、シネマ歌舞伎も観ているので、たまには彼の舞台も眼にしたことがある。本当に残念です。
「武士と刀」
歌舞伎でも最近は刀の持ち方が間違っている武士がいるので驚く。本来武士は左腰に刀を差している。家に入るときは「脇差」はそのままで、「大刀」は鞘のまま腰から抜いて、右手で持つのが常識だ。左手に持っているということはいつでも抜けるということを意味している。従って敵意がないことを浮墲キために右手に持っていて、座れば右側に置くのが当たり前だが、それをしない役者がいることに驚くことしばしばだ。もうちょっと勉強しろよ。

2012年の映画のお話し
映画「アナザー・ハッピー・デイ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年211作目)
離婚した夫婦は子供の親権を分けた。その後別の人とそれぞれ結婚して新たに子供が出来た。こんな複雑な二家族の長男の結婚式で大騒ぎ。

映画「恋のロンドン狂騒曲」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年212作目)
ウディ・アレン監督作品。舞台はロンドン。男女の離婚、浮気、再婚を描くコメディー。それなりに面白かった。

映画「汚れなき悪戯」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年213作目)
古い白黒映画だったが、面白かった。スペインの田舎の村にある修道院の門の前に赤ん坊が捨てられていた。その子を育てた12人の修道者たちと男の子の物語。最後の場面が凄い。

日経新聞12月7日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「砂漠でサーモンフィッシング」が3つ星、「二つの祖国で」が4つ星、「ウーマン・イン・ブラック」が3つ星、「アナザー・ハピー・デイ」が2つ星、「ボス・その男シヴァーン」が3つ星、「今日、恋をはじめます」が2つ星、「僕の中のオトコの娘」が2つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」「黄金を抱いて翔べ」「人生の特等席」

「シノプスシ200」
「○に+の字」(佐伯 泰英 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年319冊目)「新・古着屋総兵衛」シリーズ第5弾
10代目総兵衛たちは京都へとむかう

「百眼の賊」(鳥羽 亮 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年320冊目)「火盗改鬼与力」シリーズ第4段

「疾風剣こだま返し」(鳥羽 亮 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年321冊目)「深川狼虎伝」シリーズ第1段

「遠雷の夕」(鳥羽 亮 著)実業ノ日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年322冊目)「剣客旗本奮闘記」シリーズ第4段

「春の珍事」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年323冊目)「鎌倉河岸捕物控」シリーズ第21段

「はぐれの刺客」(澤田 ふじ子 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年324冊目)
一人の武士の生き様を描く。

「付け火」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年325冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第16段

「身過ぎの錐」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年326冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第23段

「緋木瓜の仇」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年327冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第24段

「ええもんひとつ」(山本 兼一 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年328冊目)「とびきり屋見立て帖」シリーズ第2段

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