「柿とりんご」

新潟の友人から今年も季節の果物が送られてきた。それは見事に実った「柿」だった。ありがたい、早速食べた。美味しかった。亡き母はこの季節に送られてくる柿が大好物だった。好きな柿を食べさせることはもう出来ない。さて欧米に旅をして、驚くことの一つに果物の彼我の差だ。例えば「りんご」だが、彼の地のリンゴは小振りだ。日本のりんごは大きくそして甘い。その差は何か?と問えば、リンゴを欧米では歩いて食べられるように小さく育てるのだという。この感覚が全く違う。日本では食べながら歩くということは不作法で行儀悪いとされていた。最近ではそんな日本の文化も若者には支持されなくなって実に嘆かわしいが、それが実態だろう。だが、私は例えりんごであっても、食べながら歩くという行為には賛同できない。皆様は如何でしょうか?

2013年の映画のお話し
映画「清須会議」(TOHOシネマ日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191作目)
前評判ほど面白くなかった。歴史的事実だから、それなりに忠実に描いてはいるが、決定的な何か(笑い?)が欠けていた。でも劇場は本当に人、人、人の波だった。多分、興行成績はいいだろう。さて、映画の中で秀吉が「1年で天下統一だ!」と叫ぶシーンがあるが、年浮?謖・討澆襪函⊃ヅ朕・垢錬隠毅械固・犬泙譴韮隠毅牽嫁・槐醺瘡綿僂濃爐漫0貶・┻箸錬隠毅械掲・犬泙譟・群偲・譴鮴・型襪押・愬鬚砲覆襪里・隠毅牽鞠・世・蘋郷棆餤弔裡廓・紊箸覆襦0・澆暴┻箸了爐錬隠毅坑固・僑穏个世辰拭N鮖砲法姆F」はないが、仮に信長が本博宸ナ死ななかったら、どんな歴史になっていたのだろうか?秀吉は関白にはなれなかっただろうし、だが結局は家康の時代になっていたのかな?因みに家康は1543年生まれ、死亡は1616年だった。結局寿命の長さがその人の運命を決めたのか?映画の中心人物だった柴田勝家は1522年生まれで1683年死亡だから、清須会議の一年後、秀吉の言った通りに攻め滅ぼされ自害した。妻のお市の方は夫勝家と共にこれも自害した。お市の娘の一人「茶々(のちの淀殿)」は救出されて、その後秀吉の側室となるのはご存知の通りだ。彼女も1615年大坂城落城で自害する。

映画「49日のレシピ」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年192作目)
こういう映画がいい。日本人の心だなあと思う。妻を亡くした初老の男性の元に娘が突然帰ってくる。娘の夫が浮気し浮気相手のシングルマザーの女性に子供が出来たという。離婚届に判を押して帰ってきた娘。亡くなった妻が残した絵ノートから49日には大宴会をやろうとする。それまでの人間関係を描くのだが、素晴らしい。人生ってなんて素晴らしいんだと感じた映画でした。絶対お薦めです。

映画「いとしきエブリデイ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年193作目)
原題「EVERY DAY」。イギリスはロンドン郊外に住む妻と4人の子供たち。夫は刑務所に服役中。度々子供を連れて妻は面会に訪れる。そんな日々を4年間に亘り、子供の成長と共に映画にしたという。子供たちは本当の兄弟2人に姉妹2人の4人。日々の生活を描くだけ。そこに妻が感じる淋しさ。子供たちが感じる父がいない淋しさがしんみりと描かれている母子家庭の物語。

映画「キャリー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年194作目)
高校生が卒業前の憧れ「プロム」、所謂ダンスパーティーに出席することになったキャリーは、臆病な虐められてばかりの少女だった。だが彼女は超迫ヘの持ち主だった。そしてプロムの当日起きる事件とは?

映画「ルームメート」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年195作目)
交通事故で入院した女性と看護婦がルームシェアをすることになった。だが相手の本当の姿が見えてくると、それは恐ろしい姿だった。ラストが意外な結末だった。女は恐ろしい?それとも?人格の問題かな?

日経新聞11月15日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ペコロスの母に会いに行く」が5つ星、「悪の法則」が3つ星、「マラヴィータ」が3つ星、「サプライズ」が3つ星、「ブエノスアイレス恋愛事情」が3つ星、「ミッドナイト・ガイズ」が3つ星、「くじけないで」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」「そして父になる」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」「サイド・エフェクト」「凶悪」「グランド・イリュージョン」「危険なプロット」「49日のレシピ」

「シノプスシ242」
「隠し神」(井川 香四郎 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年303冊目)「洗い屋+兵衛影捌き」シリーズ第5弾

「+番勝負」(岡本 さとる 著)カドカワ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年304冊目)「剣客太平記」シリーズ第8弾

「無外流 雷がえし」(門田 泰明 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年305冊目)「拵屋銀次郎半畳記」シリーズ第1弾・上

「政宗の密書」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年306冊目)「乾蔵人隠密秘録」シリーズ第5弾

「でれすけ忍者」(幡 大介 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年307冊目)「でれすけ忍者」シリーズ第1弾

「江戸を駆ける」(幡 大介 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年308冊目)「でれすけ忍者」シリーズ第2弾

「剣に偽りなし」(牧 秀彦 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年309冊目)「塩谷隼人江戸常勤記」シリーズ第3弾

「血路」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年310冊目)「鬼役」シリーズ第10弾

「正義の仮面」(和久田 正明 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年311冊目)「夫婦+手」シリーズ第3弾

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