ヴィクトリア・フォールズにて

「隠居の薦め」
「隠居は素晴らしい」とは亡くなった「天野祐吉」氏が言っていたのをラジオで聞いたことがあるが、正にその通りだと思う。私自身、既に隠居しているが、やることが多過ぎて「貧乏暇なし」とはよく言ったものだと感心している。今年もあと数日となったが、海外旅行は3月に「南米」、9月に「南西フランス」、10月に「東カナダ」、11月に「南アフリカ」と行きました。国内は「北海道」に3度、「九州」にも2度行った。「伊勢神宮式年遷宮」にも行った。その他日帰りで房総、会津若松、青森にも1回、信州には3回も行った。今年も旅の連続の年だった。隠居しているから自由な時間が取れるから、旅にも行ける訳だ。来年は1月にトルコ再訪、2月に3度目の台湾、3月にインド、4月に中国、5月に何度目かのイタリア、6月にカリブ海クルーズを予定している。写真は「ヴィクトリア・フォールズでの私だ。最近会う人毎に「痩せましたね」と言われるが、減量努力中です。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?32」
当時、玉子は貴重品だったようだ。その為か値段も一個20文もしたらしい。蕎麦が16文だから、蕎麦一杯よりも高いということになる。滋養のある食べ物として貴重だったのだろう。
侍たちの「鬚(ひげ)」だが、幕府や大名等に使える武士たちは「鬚」を生やすことを禁じられていたというから、これも面白い。基本的に武士は「月代(さかやき)」をきちんと剃り上げ、「髷(まげ)」を結っていた。だが鬚は禁じられていた。鬚を生やしているのは、「浪人」や「儒者」「医者」等だったようだ。
庶民の娯楽の一つに「勧進相撲」がある。寺社仏閣が行ったもので、特に有名なのは本所の「回向院」で行われたものだ。回向院は明暦3年(1658年)の大火で亡くなった犠牲者、10万8千人を祭るために、4代将軍家綱が開創させた名刹で、「江戸相撲の定場所」として春秋二回10日間づつ開かれていたという。今も昔も相撲は江戸庶民の人気が高かった。写真は「富岡八幡」の境内にある「横綱碑」だ。横綱は明治以降に出来たものだから、江戸時代にはなかったはずの碑だろう。歴代の横綱の名前が刻まれていた。

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