鮨 まねき

「手前勝手世界食物語、第320」
「鮨 まねき」
先ほどもお話しした「武雄温泉」の「まねき鮨」で佐賀、長崎の海で獲れる魚を食べた。「クラゲの酢の物」「菜の花のお浸し」「平戸産の鯛の刺身」「貝柱」「生鯖」「なめこ」「ナマコ」、このナマコの大きさには驚かされた。写真はその大ナマコだ。「わらすぼ」「たいらぎ」「芝海老」等々食べたが、帰りの列車に時間の都合で握りは食べずに終えた。この店、今は親子二人がカウンターに出ているが、元々親父さんは名古屋で30年以上店を持っていたという。それが母親の介護を含めて地元に戻ってきたという。息子さんのほうは東京で修行して帰って来て一緒にやっているという。この地で10年経つというが、果たして地元には老舗も沢山あるので成功するかどうか心配だったというが、やはり鮨でも何でもそうだが、美味い物も出せば必ず客は付く。そこは鮨屋の真髄なのだろう。場所も住宅街の駅からは10分ほど歩いた場所で分かり難いから余程宣伝でもしないと来る場所ではない。しかし口コミでその味が広まったということだろう。私自身、取引先の人から教えられた店だからだが、その後年に一度か二度はわざわざ東京からやってくるようになったのだった。
以上、博多から勢古口がお送りしました。

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