「北京ダック」

第二日目(11月28日、金曜日)
朝は持参したスープだけ飲み、地下鉄の窓口で「オクトパス」1枚150香港ドルを買う。謂わば「スイカやパス」ものような交通系のカードだ。対岸の香港島に渡る。久々の香港なのでまず位置関係をはっきりさせる。ランドマークビルへと向かう。ブランドショップが沢山入っているビルだ。さてやはり香港の建設現場では「竹の足場」が未だに使われているのに驚かされる。流石に一部には鉄のパイプの足場管も使われていたが、香港は竹なのだ。少し歩いて「ピーク・トラム」に乗り、「ヴィクトリア・ピーク」の頂上へ登る。急勾配の線路を約5分程で登るのだが、乗客で混み合っている。上は霧に覆われ寒いくらいだ。地上と数度の気温差があるのではなかろうか?ここも新しい展望台のビルが出来ていて面影が全く変わっていた。山を降りて「金鐘(アドミラルティ)」のところで麺屋に入って窓際から外を見たら、例の道路封鎖が行われていて、多数のテントが道路にあり、折り畳み傘が高架橋にぶら下げられていた。人の出入りは少なかったが、これが今香港で起きている現実なのだと考えさせられた。この地区は官庁街だから未だに封鎖が解けていないようなのだ。民主主義の原点がここにあった。さて、バスで約1時間、香港島の南側の「赤柱(スタンレー)」に向かう。ここは安い市場があり、色々なものを売っている観光客も多いところだ。「中環(セントラル)」のバスターミナルから出発したが、数キロのところが大渋滞だった。これも占拠の影響なのだろうか?赤柱(スタンレー)の海岸まで行く間は高級住宅街でマンションや戸建ての立派な家が建ち並び、それぞれテニスコートやプールも備え付けられているような家ばかりだ。天気が良くなってきた。日差しが眩しいくらいだ。同じバスルートで中環まで戻り、今度はフェリーで九龍に戻った。フェリー乗り場の位置がかなり先になっていて多分海岸線を埋め立てて、その先にフェリー乗り場を移したようだった。さて「ペニンシュラホテル」のアーケード街の店で娘から頼まれていたプラダのバッグを買った。円安が痛いくらいに効いてきた。さて、香港は変わっていた。それはまずゴミが無くなっていた。海が綺麗になっていた。道路が綺麗になっていた。昔の香港からは信じられないくらいトイレが綺麗になっていた。洋式トイレが増えていた。中式トイレが少なくなっていた。昔はニーハオトイレが当たり前にあったが、見当たらなくなっていた。初めて香港を訪れたのは多分約35年前だったと思うのだが、その当時はトイレは汚なくて中式で困ったものだった。ただ、大きな荷車は相変わらず闊歩し、通行の邪魔をしていた。これは香港らしい風景だろう。夜は北京ダックで有名な「鹿鳴春(スピリング・ディア)京采」に行く。香港に来た時は必ず訪れる店だ。地元の人の人気店だ。名物は「北京ダック」の広東風だ。広東風は皮だけでなく身も付けてボリュームのある厚さで食べる。小麦粉を薄くして焼いたクレープ状の薄皮にダックと甘い味噌とねぎ、キュウリを挟んで食べるが、満足、満足だった。中華料理は人数+一品でオーダーするとよいらしいが、少人数で食べるものではない。大家族でワイワイ言いながら沢山の品を食べるのが望ましい。

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