「手前勝手世界食物語、第368号」
「失敗談」
新しい店を開拓するのは難しい。その一つが今の従業員不足にある。兎に角店のサービスが悪化している。アルバイトの店員を確保するのが大変なのだろうが、教育不足の上、おもてなし精神の欠如とまあ散々な目に合う事も希ではない。先日訪れたイタリアンレストランでは不思議なことに外国人が3組、日本人が2組入っていた。ところがここの女店員が酷い。サービスは悪いし直ぐに皿は下げるし気分悪く出てきた。彼女、挙句調理場で皿を割っていた。翌翌日、例のさいたまの3S会で訪れた居酒屋ではアルバイトの男の子がメニューの受け方も慣れずにおろおろしていて、結局一品注文が漏れていた。まあ良かったと言えば日本酒の冷酒の注ぎ方を先輩から指導されて、たっぷり注いでくれたこと位か。中皿の上に一合桝、その中にグラスを入れて、酒を瓶からどくどくと注ぐ。グラスが満たされると下の桝に移り、更に皿にまで満タンとなる。まあこれは満足でした。
「俺のそばがだしに?」
西銀座の地下街にある「俺のそば」の暖簾が変わっていた。最近気付いたのでいつからなのか分からないが、元々は「俺のそば」だったのが「そば、俺のだし」に変わっていたのだ。出汁をメインにしたのか、よく分からないが、何で変える必要があったのか、知りたいが、まあどうでもいいか。因みに一度もこの店で食べたことはない。
以上、東京から勢古口がお送りしました。