「緊急事態宣言」

『J REPORT 2020年4月第3週号』
「リタイアメント・ノート 11年9か月目」
「VOL.1155号 SINCE  AUG.12th, 1983」
「外出自粛3週目」
都内の1日でのコロナウイルス感染者が100名を超えた週末(4日)は、外出自粛3週目だった。一体どうなるのか?
不安に包まれる日本列島。欧州から米国へと飛んで行ったコロナはここで人間の生き方の差を示してきたようだ。
それは欧米が自由主義、個人主義、利己主義的な生き方を好む人たちが大半で、規制が力づくでないと出来ないという現実だ。他人のことは関係ない。自分さえよければいい。リスクは自分で負うのだから勝手にやる。ところで我が日本はPCR検査数で諸外国から批判を浴びているが、それでも今現在何とか踏ん張っているということは、考え方の中に秘められた人間性の差があるからではないだろうか?
一時期「もったいない精神」を発揮した日本人。今は他者を労わるという考え方が少なくとも浸透しつつあるのではないだろうか?それでも若い世代の人たちは欧米並みの感覚なのだ。我々年寄りは他者に配慮してマスクをして、外出自粛をしている。コロナを広げてはいけないと思うからだ。
桜は一部が既に葉桜になっている。(写真:A1)
季節は既に春から初夏へと向かっている。名残の桜もこれが最後か?(写真:A2)
桜の満開は東北地方を北上している。

「ソーシャル・ディスタンスは6フィート、日本は密閉、密集、密接の3密にマスク」
最近言われているのがソーシャル・ディスタンスだ。マスクよりもソーシャル・ディスタンスだという説が欧米では多いようだ。その距離6フィートは約1.8m。一方日本は3密を避けること。これには勿論ソーシャル・ディスタンスも含まれている。それでも進むウイルスの拡散。人間の弱さ、自然の強さを身に染みて感じている。(写真:A3)
そんな騒ぎの合間にも季節は進む。花は咲く。(写真:A4)
(写真:A5)
私は待てないので自分でマスクを作ってみました。綿のハンカチを利用しました。(写真:C1)
(写真:C2)
如何でしょうか?自衛のためには仕方がない。(写真:C5)

「遂に緊急事態宣言」
遅かりし宣言だった。それにしても接触人数を8割減ということは果たして可能なのか?それはサラリーマンには当てはまるのかも知れないが、一人暮らしの私には全く理解不能だ。(写真:C4)
在宅ワークになる会社員は通勤、営業、社内会議等がなくなれば達成可能だろう。

「三省堂書店は休業中」
いつも立ち寄って本を買っている有楽町駅前の三省堂書店が閉まっていた。8日から臨時休業だということだ。映画館も閉まっていて当然ながら映画は観られない。そのうえ読書まで奪うのか?困った。仕方なく大手町ビルに入っている紀伊国屋書店に行った。東京駅北口は閑散としていた。(写真:C8)
漸く新書の文庫本を5冊買い求めた。常にシリーズ物を買っているので、買い逃す訳にはいかない。ほっとして帰りました。(写真:C6)

「命か、経済か」
やることが遅過ぎるのに、事の重大さが分かっていないのが今の政権だ。大切なのは国民の命なの?それとも経済なの?人の命のほうが経済よりも重要だろうに。人が失われては経済そのものが存在しえないだろう。
また、一体抜け穴だらけの緊急事態宣言とは何なのだろうか?パチンコ屋が今必要ですか?パチンコのプリペイドカードの会社には沢山の警察官僚の天下りがある。これが圧力の原因なのか?不可思議だ。パチンコでソーシャル・ディスタンスが取れますか?テレビでコメンテーターが都内のパチンコ屋を閉めると、ギャンブル好きは他県に移動すると言っていたが、そんな馬鹿な人のためにパチンコ屋を開かせるほうが余程おかしい。
戦略的にも一番不味いのが「逐次投入」だ。これが一番悪い戦法だ。戦略的にいいのは、軍事力を一挙に大量投入することが必要なのだ。2週間様子見てどうするのか?どなたかがお答え頂けませんか?
本末転倒の命軽視の経済重視の政権は一日も早く葬り去るべきだ。