「両陛下と文化交流」

「両陛下と文化交流」
副題・日本美を伝える特別展が今、上野の東京国立博物館で開かれている。
御即位30年記念の行事だ。御即位以来公式外国訪問は28回に及ぶという。その都度、日本文化の美しさを示す皇室が所蔵している宝物をお持ちになって、訪問地で公開されているという。それらが今回公開された。(写真:H1)H1
博物館裏の庭でも桜が見事に咲いていた。(写真:H2)H2
パンフレットから見て行こう。写真の右の木像は高村光雲作の「養蚕天女」だ。(写真:H3)H3
大正13年に作られたもので、皇后陛下は今も蚕を育て絹を生産し、それらが大切な宝物の修理修復にも使われているという。
写真の下段が「主基地方風俗歌屏風」(高山辰雄筆)だ。カナダご訪問の折に持参されたというが、実は大嘗祭で飾られるものだ。大嘗祭とは天皇が御即位された最初の収穫祭を祝う行事だ。
次の写真の左のドレスは皇后さまがお召のドレスだ。(写真:H4)H4
その隣の着物は「赤縮緬吉祥文様刺繍振袖」で天皇陛下2歳のお誕生日のお祝いに拝領された御着物だ。
そして左上の絵は、「小栗判官絵巻」で、下は「花鳥十二か月図」だ。いずれも素晴らしいものでした。
次の写真は主基地方風俗歌屏風だ。(写真:H5)H5
何はともあれ平成から令和に移る時代に今上天皇と皇后陛下の外国訪問時の貴重な資料でした。