「椿」

「椿」
冬、花を咲かせる珍しい木が椿だ。江戸時代は椿の花は「ぼとっ」と落ちるのが、首が落ちるようなので、所謂首切りを連想させるということで武士には嫌われていたが、この赤いか白い椿の花は冬景色を彩る貴重な花だ。(写真:椿1)椿1
実は椿の花がこの時期に咲くには理由があるという。この時期、寒い冬には虫が少ない。従って普通の花は受粉出来る虫たちがいる時期に花を咲かせる。一方椿の花は茶道の茶筅のような形のおしべとめしべになっているという。(写真:椿2)椿2
そして椿の蜜を吸いに来るのは鳥、それもメジロが多いというのだ。メジロは茶筅のようなところに嘴を突き入れると、体中にめしべを付ける。そして別の花にまた向かい、受粉させるというのだ。
私はそんな受粉風景を見たことがない。

「雀」
最近、見る鳥と言えば雀だ。(写真:雀)雀
逆に見なくなった鳥と言えば、椋鳥だ。昔江戸時代に信州や新潟から江戸に出てきて春になると故郷に帰っていく人たち、今でいえば「出稼ぎ労働者」なのだろうが、当時は「椋鳥」と呼ばれていたそうな。
都会の椋鳥はどこか新しい塒を見つけたのだろうか?

「同期会」
昨年12月に仲間のA君が亡くなり、この同期会メンバーで最初の物故者となったこともあり、本来ならば新年会なのだが、追悼会と銘打って集まった。古稀を迎えた仲間たち。(写真:同期の仲間)同期会
流石に仕事からは離れているが、皆元気だ。毎年この会しか出席しない仲間もいるので、会えるのは特別に貴重な時だった。来年もまた元気な姿で集まろう。
そんな一人にM君がいる。彼は母校の大学フットボール部の監督を9年間もやった。彼によれば誰もやる人がいなかったから、やらされたということだが、それにしてもご苦労なことだ。何せ最も勝率の高い監督だったというから更にびっくり。まあそんな仲間たちとの集まりほど楽しいものはない。