「カウアイ島」

「カウアイ島」
四日目:9月5日(水曜日)
早朝5時にホテルロビーに行く。まだ夜明け前、それでも既に街は目覚めていた。ホノルルからカウアイ島のリフ空港までは30分程の飛行時間だ。小雨が降っていた。この島は東京都の65%位の広さに人口はなんと6万5千人だという。兎に角自然がそのまま残っている島だが、最も早く島が形成され、最初に人が住んだのがこの島だったという。その後他のハワイ諸島が火山噴火により造られた。この島も勿論火山島だ。島の中央にあるのが「ワイアレアレ山」、高さは1800mほど。東からの貿易風が吹いて来て山に当たり、そこに大量の雨を降らせるという。その後風は山を越えて西側に下るが、そこは乾燥した風となって安定した気候をもたらしているという。
島の東側から南へ下る。途中にオーストラリアから持ち込み、植え替えたという「ユーカリ」のトンネルがあった。(写真:K1)k1
大きく育ち、青い葉がトンネル中を覆い、日差しを遮っていたが、1982年と1992年のハリケーンで大被害を出し、今はスカスカのトンネルになっていた。
南の海岸線に到着した。ここは「ポイプービーチ」。(写真:K6)k6
潮吹き岩があり、波が押し寄せるとクジラの潮吹きのように海水が舞い上がり吹き上がる。(写真:K2)k2(2)
この島には野生化した鶏が沢山いる。(写真:K3)k3(2)
また「カタツムリ」もたくさんいた。雨がよく降るからだろうか?(写真:K4)k4(2)
小さな町の川に「スゥイング橋」という吊り橋が掛かっていた。歩くとゆらゆらと揺れた。(写真:K5)k5
島の中央部に向けて坂道をどんどん登ると、まるでグランドキャニオンが緑地化したような谷に着いた。「ワイメア・キャニオン」だ。(写真:K7)k7(2)
谷の深さは約1000m。水が造った自然の造形美だ。その先に滝があった。(写真:K8)k8
次に訪れたのは「コーヒー農園」だ。「カウアイ・コーヒー」というブランドで、一社でこの地方のコーヒー全てを生産していて、ハワイ州では最大の生産者だそうだ。(写真:K9)k9(2)
ここでは摘み取りから乾燥、焙煎、その後の商品化まで全て機械化されていてコストを抑えているという。
製品もここでしか売っていない物が多数あるという。(写真:K10)k10(2)
コーヒーの実だ。(写真:K11)k11(2)
合衆国国旗(中央)とハワイ州の州旗(向かって左)があった。(写真:K12)k12(2)
昼食は「カウアイ・リゾート・クラブ」で食べた。地元の「ラクラウ」というタロイモの葉に鶏肉を入れて蒸したものに、「ポコ」という生マグロの切り身に醤油、ごま油、ニンニクを混ぜて漬け込んだものが出た。(写真:K13)k13(2)
リゾート・クラブのプライベートビーチには東側からの波が打ち寄せていた。結構強い波のようで、海岸には「泳ぐのは自己責任で」と書かれていた。(写真:K14)k14(2)
昼からはこの島最大の川「ワキルア川」を遡る。(写真:K16)k16(2)
船内ではフラダンスや演奏、歌があり、賑やかに船は進む。(写真:K15)k15(2)
約20分で到着したのは「シダの洞窟」と呼ばれるところで、昔はハワイの王族が結婚式を執り行った場所で、近年までも海外の有名人や一般の人たちもここで式を挙げたという。日本の芸能人でも挙げた人がいるという。だが、先に述べた2度のハリケーンで岩場が崩壊したりして、道が閉ざされ洞窟に行けなくなったことと、名物のシダが大きく後退してしまったことから、危機に陥っているという。(写真:K17)k17(2)
川から洞窟までの間には変わった木々や花があった。まずは臭いが素晴らしいという「ホワイト・ジンジャー」だ。その名の通り白い花だ。(写真:K18)k18(2)
「バナナの花」もあった。(写真:K19)k19(2)
このバナナは小指ほどの実で食べられない。生け花などに使われるという。
船を降りて、川の上流に車を進めると滝が見えた。「オペカワの滝」だ。(写真:K20)k20(2)
滝の右上に微かに見える山が「ワイアレアレ山」の一部だ。頂上は勿論見えない。
下の川の流れを見る。(写真:K21)k21(2)
広々とした草原が見える。ここは元々地元の人たちが「タロイモ」を植えていた湿地帯だったが、19世紀に中国人や日本人が入植してきて、稲作を行った。しかし、20世紀に入りカリフォルニア産の安い米が入って来て太刀打ちできず、今は牧草地になってしまっているという。k22(2)
半日ちょっとだけのカウアイ島だったが、自然豊かなのを生かした映画撮影が盛んだという。「ジェラシック・パーク」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」等々有名な映画が数多く撮影された。エルビスプレスリーの「ブルーハワイ」もここだという。東から南、そして中央部へとちょっとだけ。カウアイ島を味わったが、ゆったりとした旅をしてみたいものだと思った。
ホノルルに戻り、アラモアナの4階にある「ババ・ガンプ」の店に行く。もう20年も前にも行ったことがある店だ。映画「ババ・ガンプ」をそのまま生かしたもので、シュリンプなどが楽しめる店だ。
「ジョージア・ピーチ・アイスティー」(ジン入り)@11.99ドル。(写真:K23)k23(2)
「ネット・キャッチ・アントレ」(ガーリック味)@21.99ドル。(写真:K25)k25(2)
「ピアー&ベリー・チキンサラダ」@12.99ドルを食べた。(写真:K24)k24(2)
店先だ。(写真:K26)k26(2)
一日疲れました。朝早かったから、一層疲れた感じだ。