「高校フットボール・関学高校との定期戦」
都心の気温が35度を超えた土曜日、とにかく暑い日だった。本来ならば春に行われる定期戦だったが、色々あり、結果8月末に行われることになった。場所は母校の日吉陸上競技場。午後4時からの試合開始なので、スタンドは丁度日陰になり、その分楽ではあったが、グラウンド上の選手には大変な負担だろう。
母校のチームは、これまで神奈川県大会は常勝チームだったが、春の大会は初戦で鎌倉学園に敗れてしまい、秋に不安を残しているだけに、この試合の動向が気になるところだ。
さてメンバー表を見て驚いた。母校のメンバーは何と130人が登録されていた。そして関学高校はたったの?58名だ。その数の差にびっくりだ。本日の主審は私の同期のY君だ。70歳でも元気だ。
コイントスだ。(写真:F1)
(写真F2)
関学が後半のチョイスを取り、母校のレシーブで試合開始だ。
第1クォーター。母校QBは3年生、4番の近藤君。最初のプレーでパスが決まり大きく進むが、オフェンスのブロックの反則で15ヤードの罰退。自陣15ヤードからの攻撃でランプレーで4ヤード、5ヤードとなり、第3ダウンでQBサックを食らい、大きくロス、結局パントで攻撃権放棄。関学の攻撃は14番QB日名君、ラン3つでファーストダウンを奪い、更にランは出なかったが、3ダウンでパスが決まり、またまたファーストダウン。そうしたら母校陣内26ヤードから14番から9番WR河原林君に見事なTDパスが決まった。0:7。
この間、54ヤードを9プレーでのTDだった。兎に角、電光掲示板が貧弱なので時計が読めないので時間経過がわからない。
母校の攻撃はショットガン・フォーメーションのQBの位置に5番エース・ランニングバック下村君(3年)が入り、彼のランプレーで8ヤードゲインしたところでQB4番近藤君から13番WR池端君(1年)?だと思うが、彼へのパスが決まり、21ヤードのゲイン。
第2Qになり、一進一退で互いに決め手を欠き、パントに逃れる場面が続く。これまでで関学はほとんどメンバーを変えていない。ランプレーは母校ディフェンスの頑張りで抑えられ、またQBサックも肝心なところで受けて冴えない。一方母校も下村君のランが光るのみで、今一つだ。
ハーフタイムではどうコーチ陣が指示を与えるのか?(写真:F3)
(写真:F4)
後半の関学の攻撃はQBサックで大きく後退しパント。母校は自陣36ヤードからRB5番下村君とQB近藤君のランで大きくゲインをし、最後は27番RB坪内君(3年)へのパスが決まりTD。7:7の同点となる。7プレーで合計54ヤード獲得したことになる。この試合は1クォーター10分と短い。
互いにファーストダウンが取れず、第4Qになる。ここへきて母校のオフェンスもタイミングが合いだし、陣を進めるが、決定的なパスがちょっとの差で決まらず、結局押し気味に進めながら引き分けとなってしまった。
(写真:F5)
(写真:F6)
母校QB4番の近藤君はランもパスも安定していた。ランも自信を持って走っていた。またRB5番下村君は164cmと小さいがスピードもあり、安定したランが面白かった。交代で出たQB8番又平君は最初のパスをインタセプトされるなど精彩を欠いていた。期待の星だけに猛練習してもらいたい。またRB5番下村君は、リターナーも兼ねていて秋のシーズンが楽しみだ。春と比べて格段とよくなったのはディフェンス陣だろう。特にラインは強くなった。夏合宿の成果か?
関学はこれが関学か?と思えるほどの弱体化していた。どうしてなのだろう?両校の動きを見ていると、今年も佼成学院の連覇になる可能性が高い。ちょっとレベルが違うようだ。
また、母校の一年生には有名人の子弟が入部していて楽しみだ。元プロ野球選手Kさんのご長男、有名タレントで母校卒でもあるKさんのお孫さんなどだ。
来週からは大学のリーグ戦が始まり、いよいよ秋のフットボールシーズン入りだ。