「鶴の舞橋」
東北新幹線は仙台に達したら霧雨が降っていた。しかし、八戸になると今度は分厚い黒い雲が空を覆っていた。日本海側の大雨で五能線の一部がストップしているという。これは困った。兎に角、新青森駅から奥羽本線で川部へ、そこで五能線の各駅停車で「陸奥鶴田」駅へ。車内は皆同じ目的の人ばかりのようだ。駅ではタクシー争奪戦だったが、運よく私は2台目のタクシーに乗れた。片道1000円だという。実際には片道2000円は掛かるのだが、大人の休日倶楽部パスの時期だけ特別料金だという。タクシーを走らせること約10分、「津軽富士見湖」に掛かる全長300mの日本一長い木造三連太鼓橋が「鶴の舞橋」だ。ここは江戸時代までは沢山の丹頂鶴が飛来していたという。そのため鶴田と名前が付いたという。なるほど美しい橋だ。(写真:R1)
(写真:R2)
生憎、天候が今一つはっきりしないので、雨に会うのも嫌だったので早々に立ち去ることにした。途中、湖の土手に黄色い花が咲いていた。花の名前を運転手も知らなかった。(写真:R3)
(写真:R4)
花音痴の私なのでお許しを。駅に戻る。
冬の晴れた日には「岩木山」を背景にした美しい景色になるという。(写真:R5)
8月16日に湖では「竜神祭」があるという。その山車の頭が飾られていた。
長さ30mもの長い竜神がフロートに乗せられ、浮かべられ、ライトアップされ、花火も打ち上げられるという。
丹頂鶴もいました。(写真:R7)
タクシーの運転手に「家の外に薪が積んであるが、薪ストーブなのか?」と聞くと、この辺りの農家もりんごを栽培していて、枝の剪定で切り取ったものを燃料として使っている人もいるという話し。
川部駅で30分、新青森駅で30分と連絡が悪い田舎の列車に漸く乗り込み東京へ向かう。大宮辺りから東の空に満月が光り輝いていた。(写真:R8)
帰り着いた東京は暑かった。