「J REPORT 2020 8月第2週号」
「リタイアメント・ノート 11年2ヶ月目」
「VOL.1171 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。 sekoguti@aa.e-mansion.com
「THE UKIYO-E 2020」
日本三大浮世絵コレクションが上野の東京都美術館で開かれてる。日時指定入場制で20分毎に
入場制限しながら観客は進む。体温測定も行い、手指消毒は勿論だ。(写真:A1)
(写真:A2)
ではパンフレットから見て行こう。
「美人画・役者絵の展開」では、(写真:A3)
左から「石川豊信の花下美人」。中は「鈴木晴信の風波うたび八景 紅葉狩夕照」。右は「東洲斎写楽の三代目大谷鬼次の江戸兵衛」だ。
次は「渓斎英泉の江戸不忍弁天ヨリ東叡山ヲ見ル図」(写真:A4)
「葛飾北斎の富嶽三十六景 疾風快晴」(写真:A5)
これからは日経新聞に掲載されたものです。
(写真:A6)
左「歌川広重の木曽路之山川」、右は「歌川国芳の人をばかにした人だ」
(写真:A7)
「東洲斎写楽の三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
(写真:A8)
「鳥居清長の六郷渡船」
(写真:A9)
左が「歌川国貞の星の霜当世風俗 蚊やき」。右が「喜多川歌麿の富本豊ひな」。
(写真:A10)
左上が「歌川豊国の三代目市川八百蔵の此下東吉」。左下が「葛飾北斎の神奈川沖浪裏」。
世界で一番有名な浮世絵師が北斎だ。
右は「石川豊信の花下美人」だ。
こうして江戸時代の人々の生活が浮世絵を通じて垣間見えてくる。よく見てみると意外にも裸足の人が多い。また美人画では素足に下駄が、雨の日は高下駄が履かれていた。当時の風俗がよく分かる。しかし、当時浮世絵は地方への土産物としての役割があったものの、普通は観たら紙屑並みに梱包用にされたりと余り丁寧には扱われていなかったという。それが幕末から明治になり、逆に欧米で浮世絵の評価が高まったことから、貴重品となったのが現実だった。
一点一点見入っているとあっという間に2時間が経過してしまった。それにしても貴重な浮世絵の数々には驚かされ、且つ日本の江戸文化の素晴らしさに圧倒されたのでした。日本人として一度は見たほうがよいと思いました。
ちょっと脇道にそれますが、江戸時代の共通語は「関西弁」だったという。それが北前船が齎した文化だという。確かに商売となれば誰でも言葉は覚えるものだ。こうして共通語が関西弁になったというのだ。