「鳳凰祭四月大歌舞伎観劇記」

「鳳凰祭四月大歌舞伎観劇記」歌舞伎座新開場十周年記念(写真:K3)
「新・陰陽師 滝夜叉姫」 蘆屋道満宙乗り相勤め申し候 (写真:K1)
  新開場から十年の時を経て、世代も新たに蘇る「陰陽師」の世界!(写真:K2)
(写真:K4)
時は平安時代。東国の民は官憲の厳しい年貢に耐えかねていた。それを救おうと平将門は東国へと向かい、関八州を支配する。一方将門の旧友であった俵藤太を朝廷は将門制圧のために送る。そして将門を打ち取るが、その首のみ空に飛んで行ってしまう。
都では将門の祟りを案じる陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅は糸滝という娘に会う。
実は糸滝は将門の妹・滝夜叉姫で、将門の蘇生を願うものだった。蘇生した将門と安倍晴明らとの大立ち回りとその後の宙乗りには迫力があった。
安倍晴明=中村隼人、源博雅=市川染五郎、平将門=巳之吉、夜叉姫=中村壱太郎、
久々客席も昼夜の二部制に戻り、ほぼ満席だった。(写真:K5)
新調された緞帳。東山魁夷の絵らしい。(写真:K6)