「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「バビロン」(TC日比谷にて)私的評価★★★★(今年14作目)
1926年から1960年代へのハリウッドの発展と歴史を描く。無声映画からトーキーへ、そしてカラーへとの移行時代に3人の男女を中心にしてその変遷を描く。一人は田舎から出て来た若い女性が偶然映画に端役で出演しスターへの道を歩むが、声の悪さからトーキー時代には苦労するとが、スターになってもギャンブル癖は治らず、メキシコから来た男性が徐々に才能を伸ばしプロデゥーサーとして成長しいく姿を、或いは大スターの男性が時代の変遷に乗り遅れていく姿等、ハリウッドの裏側をえぐる。エロ過ぎる映画としては面白かった。

「#マンホール」(UC豊洲にて)私的評価★★(今年15作目)
話しは絶好調の男が、気が付くとマンホールに落ちていたという設定。どうやって脱出するかなのだが、ひねり過ぎの内容でした。観なければよかった。

「逆転のトライアングル」(TC日比谷にて)私的評価★★★★(今年16作目)
美男美女のモデルのカップルのお話し。豪華ヨットに招待されてクルージングするが、キャプテン招待のディナーは嵐で大変なことになる。そこへ今度は海賊が襲う。結果無人島に漂着するが、そこで主導権をとったのは何とトイレ係の女性だった。彼女のサバイバル能力に頼るしかない人たち。果たして彼らの運命は?カンヌ映画祭でパルムドール獲得。

2月24日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「逆転のトライアングル」、「エンパイア・オブ・ライト」「アントマン&ワスプ:クアントマニア」、「少女は卒業しない」、「湯道」、「ただいま・つなかん」が紹介されていました。

また2月24日付け日経新聞夕刊の「アートレヴュー」の評価は「逆転のトライアングル」が4つ星、「アラビアンナイト・三千年の願い」が4つ星、「そして光ありき」が5つ星、「少女は卒業しない」が4つ星、「エンパイア・オブ・ライト」が4つ星、また3つ星は「WORTH 命の値段」「レッド・シューズ」「日の丸 寺山修司 40年目の挑発」「ただいま、つなかん」、2つ星は「湯道」でした。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第ニ部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇記を観劇予定。(写真:K1)

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。
また海外にはハワイに5月家族と行く予定です。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした.
「金の足搔」(上田 秀人 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年12作目)「日雇い浪人生活録」シリーズ第14弾

「江戸城の闇」(佐々木 裕一 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年13作目)「浪人若さま新見左近・決定版」シリーズ第10弾

「うぽっぽ同心終活指南」(坂岡 真 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年14作目)「同」シリーズ第1弾

「村雨広の純心・月の光のために」(風野 真知雄 著)日本之実業社文庫 私的批評眼★★★(今年15作目)「大奥同心」シリーズ第1弾