「流氷の旅、後記」

「J  REPORT 2023 2月第5週号&3月第1週号」 
「リタイアメント・ノート 13年9ヶ月目」
「VOL.1305 SINCE AUG.12th、1983」
「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。

「流氷の旅、後記」
いつもならば毎日旅の記録を書くのだが、今回の旅は兎に角忙しくて帰宅してから漸く書き出したので、記憶を呼び戻すまでに至らず書き漏れが一杯あった。誤字も沢山ありました。ごめんなさい。
「北海道は動物王国」
まず、初日の鶴見台での丹頂観察は丹頂が全くおらず期待外れだったが、道々鹿には沢山遭遇した。北海道には本当に沢山の鹿がいる。これでは鹿の害が当たり前だと痛感させられた。
二日目の羅臼だが、これも鹿と大鷲、尾白鷲のオンパレードだったが、鷲たちが餌付けで集まって来ていたとはちょっとショックだった。観光化するためとはいえ天然記念物に失礼だろう。驚くことに最近では脂の乗った餌でないと食いつきが悪いとのこと。鳥も贅沢になっています。
「流氷は自然の恵み」
三日目の流氷だが、昨日はオホーツクの海を埋め尽くしていたのに、朝になると遠くに流氷は離れていた。風向きで一瞬で変化してしまう流氷には自然の力の大きさに驚かされた。この流氷の下には沢山のプランクトンがいて、それで小魚たちが集まり、更にそれらを捕食するモノたちが現れ、最終的にはその頂点に君臨するのがヒグマなのだろう。流石に熊はまだ冬眠中だろうが。流氷は良い漁場を与えてくれる自然の恵みなのだろう。

「エゴン・シーレ展」レオポルド美術館
「ウィーンが生んだ若き天才」
たった10年間だけ活躍し、若く28歳でこの世を去った天才画家、エゴン・シーレとは?
ちょっと興味を惹かれて訪れたのは上野の東京都美術館。(写真:B1)
彼の絵を見ていこう。
「吹き荒れる風の中の秋の木」(写真:B2)
「丘の前の家と壁」(写真:B3)
「モルダウ河畔のクルマウ」(写真:B4)
題名不明(写真:B5)
「小さな街 Ⅲ」(写真:B6)
題名不明(写真:B7)
「ほおずきの実のある自画像」(写真:B8)
上左「自分を見つめる人Ⅱ」上右「悲しみの女」(写真:B9)
右上「母と子」右下「モルダウ河畔のクルマウ」(写真:B10)
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した画家だが、ナイーブな感性で人間の内部や性を生々しく描く。
鮮烈な色彩からは自分は何者かを問い続けた画家の葛藤にも重なる。1890年生まれの画家は、スペイン風で三日寝付いただけで亡くなったという不幸を絵に描いたような人だったようだった。
自画像から見つめる眼が不思議な魅力を醸し出す。4月9日まで東京都美術館で開催中。日時指定予約制。