「ゴッホ展」

「J  REPORT 2021 10月第2週号」 
「リタイアメント・ノート 12年4ヶ月目」
「VOL.1232 SINCE AUG.12th、1983」
「ゴッホ展」(写真:B1)
37歳で亡くなった「フィンセント・ファン・ゴッホ」(1853-1890)展が上野の東京都美術館で開催されている。彼の死後18年経って、彼の作品を集め始めたのが「ヘレーネ・クレラ―=ミュラー」で実業家の夫アントンの支えの元、11,000点を超える作品を入手、特にファン・ゴッホの作品に深い精神性や人間性を感じ取った彼女は、美術批評家のヘンク・ブレマーをアドバイザーに多くの作品を購入した。結果、世界最大のゴッホ作品の収集家となった。1938年に自らの美術館を開館し初代館長に就任、長年の夢を実現した翌年、70歳で死去された。それでは時代別にゴッホの絵を見て行こう。(写真:B2)
「黄色い家(通り)」1888年9月(写真:B3)
「砂地の木の根」1882年4-5月(写真:B4)
「レストランの内部」1887年夏(写真:B5)
「石膏像のある静物」1887年後半(写真:B6)
「レモンの籠と瓶」1888年5月(写真:B7)
「糸杉に囲まれた果樹園」1888年4月(写真:B8)
「種まく人」1988年6月(写真:B9)
「夜のプロバンスの田舎道」1890年5月(写真:B10)
「悲しむ老人」1890年5月(写真:B11)
「カフェにて」ルノワール作1877年頃(写真:B12)
「キュクロブス」ルドン作1914年頃(写真:B13)
ミュラー美術館よりゴッホの油絵作品28点と素描・版画20点、ファン・ゴッホ美術館からもゴッホ作品「黄色い家」を含む4年を展示しています。美術ファンには必見の展覧会だと思います。時間予約制です。
近年、ゴッホほど映画や小説になった画家はいないだろう。それほど現代絵画界でも注目が尽きないのがゴッホなのだ。その数奇な人生を訪ねる旅も楽しいものだ。