「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2020年の映画の評価は?」あくまで私感ですからね!!
「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年32作品目)
フィンランドの老いた画商が、オークション前の事前公開で見つけた肖像画には画家のサインがなかった。しかし、彼はこれを名作だと信じた。裏付け作業を孫息子とやったところ、ロシアの有名な画家の絵だということが判明した。贋作なのか?本物なのか?彼は賭けに出た。

「野生の呼び声」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年33作品目)
全編CGで動物らを描いていたが、ゴールドラッシュに沸くアラスカに運ばれた犬のバックが郵便配達そり用犬となり、活躍すると言ったもの。まあまあ心優しいお話しでした。

「37セカンズ」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年34作品目)
脳性マヒの23歳女性は漫画家志望だ。彼女はシングルマザーからの過度な干渉から逃れ自由を獲得しようとする。彼女は車椅子生活者だった。そんな彼女の生き方を通じて身障者と健常者の関係を描く。題名の37秒とは双子の妹である彼女は出産後37秒間息をしていなかったことから脳性麻痺になったことを示す。

「レ・ミゼラブル」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年35作品目)フランスの低所得者向け住宅地域は黒人の住民が多く、所謂スラム化している。警察も介入が非常に難しい。そこでサーカスの子供ライオンが盗まれた。ライオン探しを依頼された私服警官はたち、一人の子供を見つけるが、逃げられ抵抗に合い、ゴム弾を発射し怪我をさせた。更にそれを他のドローンで子供が撮影していた。そこから起きる住民の子供たちと警察との攻防がすさまじい。果たして子供たちは何をするのか?

「仮面病棟」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年36作品目)
ある病院に銃を持ちピエロの面を被った男が侵入した。狙いは何なのか?金なのか?その晩当直医だった青年医師が何とか事態を収めようとするのだが、実はこの病院では不法な腎臓移植が行われていたことが徐々に分かる。委員長らが中心となって巨大な利益をあげていたのだった。その後ろには大きな政治勢力があった。院長:犯人:青年医師、それぞれの立場が絡み合う。医療は人の命を救うのだが、そこに欠けた倫理の問題があった。

3月6日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ジュィイ 虹の彼方に」が4つ星、「ロングデイズ・ジャーニー この世の涯へ」が4つ星、「シェイクスピアの庭」が3つ星、「Fukuisihma50」が3つ星、「酔うと化け物になる父辛い」が2つ星、「星屑の町」が3つ星、「ダンシングホーレス」が3つ星でした。

「2020年の映画、私的評価表」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ジョジョ・ラビット」「リチャリード・ジュエル」「九人の翻訳家」「ナイブズ・アウト」「男と女 人生最高の日々」「1917 命をかけた伝令」「黒い司法」つつ
★★★★=「フィッシャーマンズソング」「パラサイト」「ダウントン・アビー」「風の電話」「偽りのゲーム」「スキャンダル」「ラスト・ディール」

「2019年の映画はこんなでした」 2019年は199作品の映画を観ました。
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」「こどもしょくどう」「さよなら くちびる」「ディリリのパリの時間旅行」「イエスタデイ」「決算!忠臣蔵」「再会の夏」「男はつらいよ、お帰り、寅さん」

「2020 観劇シリーズ」 2019年の歌舞伎観劇は6度でした。
一月大歌舞伎=新橋演舞場(昼の部)・祇園祭礼信仰記「金閣寺」
                 ・御存「鈴ヶ森」海老蔵と息子勧玄君が出る。
                 ・新作歌舞伎「雪蛍恋乃滝」秋元康作演出
相撲観戦=1月場所観戦しました。 5月場所観戦予定です。

「2020 旅暦」
これまで行った国々の合計数は、71か国(直近18年5月のモンゴル)、昨年はハワイに4回行きました。

「2020 読書記録」 2019年の読書数は、259冊でした。
「迷い熊 匿す」(芝村 凉也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年61冊目)「長屋道場騒動記」シリーズ第6弾

「天狗の鼻を討て」(倉坂 鬼一郎 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年62冊目)「見参、諸国廻り」シリーズ第1弾

「願掛け女」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年63冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第13弾

「トヨトミの野望」(梶山 三郎 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★★(今年64冊目)
いやあ、面白かった。ほぼ実名で関係者が述べられているのが、企業秘話として凄い作品だ。

「帝の刀匠」(佐々木 裕一 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年65冊目)「公家武者信平」シリーズ第7弾