「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2020年の映画の評価は?」あくまで私感ですからね!!
「プロジェクト・グーテンブルグ」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年22作品目)
香港を舞台にした米ドル偽札偽造団の話し。芸術家だが絵の偽物を専門に造っていた男が、偽札団にリクルートされ、巧妙な偽米ドル札を造る。しかし何が偽物で何が本物か?ここが主題だ。黒幕は通称「画家」という男。彼らは殺人も厭わない。さあ、最後に笑うのは誰か?

「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年22作品目)
1970年から1974年に掛けて起きたドイツ、ハンブルグでの連続殺人事件を描く。犯人は女性にもてない男。だから彼が狙うのは年寄りか、太った醜い女性。彼女たちはホームレスかアル中たち。自宅に招き入れてレイプして殺害する。反社会的な男の行動が見過ごされる時代とは何なのか?他人への無関心なのか?澱んだ曲がりくねった男の姿が醜い。とてもではないがお勧めできない映画でした。

「男と女 人生最高の日々」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★★(今年23作品目)
1969年に知り合った男女が50年振りに再開する。きっかけはそれぞれの息子と娘が同じ寄宿舎に学び、偶然訪れた男女がパリまで男(カーレーサー)の車で女(映画関係者)を送り、それが原因で恋に落ちる。50年後、男は施設に入居していて、男の息子の要請で女が施設を訪れ50年前を思い出させる。男の心には未だ彼女が残っていた。こんな関係が羨ましい。いい映画でした。50年前の古いフィルムに移る主役たちがそのまま50年後の年寄を演じているのが面白い。また、若き日の男と女の愛の移り変わりを見事に描いていた。人生、最高!

「山中静夫氏の尊厳死」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年24作品目)
貧しい農家の次男だった静夫は静岡に婿養子に行った。郵便局勤務で定年を迎えた途端に肺がんの末期だと知る。彼は強引に故郷浅間山に戻り現地の病院に入院を強行する。彼の望みは故郷で静かに死ぬこと。医師は彼の意思を尊重し、最期まで彼を支援する。安楽死とは?尊厳死とは?問い掛ける映画でした。

「スキャンダル」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★★(今年25作品目)
2016年に実際に起きた事件を元にしている。FOCニュースの敏腕プロデューサーが起用するMCの女性たちに、「自分に忠誠心を誓うか?それならばMCを与える」とセクハラをしていたことを暴いた女性たちのお話し。ハリウッドのME TOOと全く同じだ。面白かった。

2月21日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「名もなき生涯」が5つ星、「スキャンダル」が4つ星、「ミッドサマー」が3つ星、「スゥインギ・キッズ」が3つ星、「プレーム兄貴、王になる」が3つ星、「RED」が3つ星、「t恋愛豆花」が3つ星でした。

「2020年の映画、私的評価表」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ジョジョ・ラビット」「リチャリード・ジュエル」「九人の翻訳家」「ナイブズ・アウト」「男と女 人生最高の日々」
★★★★=「フィッシャーマンズソング」「パラサイト」「ダウントン・アビー」「風の電話」「偽りのゲーム」「スキャンダル」

「2019年の映画はこんなでした」 2019年は199作品の映画を観ました。
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」「こどもしょくどう」「さよなら くちびる」「ディリリのパリの時間旅行」「イエスタデイ」「決算!忠臣蔵」「再会の夏」「男はつらいよ、お帰り、寅さん」

「2020 観劇シリーズ」 2019年の歌舞伎観劇は6度でした。
一月大歌舞伎=新橋演舞場(昼の部)・祇園祭礼信仰記「金閣寺」
                 ・御存「鈴ヶ森」海老蔵と息子勧玄君が出る。
                 ・新作歌舞伎「雪蛍恋乃滝」秋元康作演出
相撲観戦=1月場所観戦しました。 5月場所観戦予定です。

「2020 旅暦」
これまで行った国々の合計数は、71か国(直近18年5月のモンゴル)、昨年はハワイに4回行きました。

「2020 読書記録」 2019年の読書数は、259冊でした。
「縁切寺お助け帖」(田牧 大和 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年52冊目)「縁切寺お助け帖」シリーズ第1弾

「姉弟ふたり」(田牧 大和 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年53冊目)「縁切寺お助け帖」シリーズ第2弾

「雲の果」(あさの あつこ 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年54冊目)「弥勒」シリーズ第8弾

「召喚」(上田 秀人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★(今年55冊目)「勘定侍 柳生真剣勝負」シリーズ第1弾