「茂木家美術館の北斎名品展」第5弾(かつしか北斎美術館)
北斎親子。(写真:H1)
出典は「HOKUSAI MASTERPIECES OF ART」より
「富嶽三十六景 東海道程ヶ谷」(写真:H5)
程ヶ谷宿の戸塚寄りには、権太坂と信濃坂と呼ばれる武蔵・相模の国境があった。坂道の両側に松並木があり、坂上からは富士山がよく見えたと言われています。松の間からのぞくい富士を見上げながら歩む馬引や、深編笠をかぶった虚無僧、草鞋を結びなおす駕籠舁などがおり、長閑な旅の様子が伝わってくる。
「富嶽三十六景 登戸浦」(写真:H6)
現在の千葉市中央区登戸から見える富士を描いている。海岸の鳥居は登渡神社のものといわれ、大小2つの鳥居が並行して描かれ、富士を鳥居の中に配置する構図が奇抜だ。海岸には潮干狩りする人々や戯れる子供などがいる。江戸時代、潮干狩りは庶民のレジャーとして人気があった。
今、再び三度北斎が注目されているが、正に天才が描き上げたものでした。
以上、漸く晩秋を感じられるようになってきた東京から勢古口がお送りしました。