「春本番」

「J  REPORT 2016 4月第4週」
「リタイアメント・ノート 7年10ヶ月目」、
「VOL。946 SINCE AUG.12th、1983」
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「東京医科歯科大学にて」
感染症のために入院との話しを医師から貰ったのだが、認知症気味の妻のこともあり、毎日通院して点滴を受けるということで了解してもらった。結果、4月1日の手術、5日からの感染症によると思われる痛みと腫れ、6日の大学病院通院後、連続7日間の点滴投与となった。毎日一時間ほどの点滴、どうやら12日で点滴は終了した。一週間後の再診断を待つだけとなったが、血液検査の数値もほぼ正常になったということで一安心でした。(写真:東京医科歯科大学病院)

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驚いたことがまだまだあった。この歯科病院、外来だけで9部門ある。そして私が通った「口腔外科」には50名もの医者が壁の週の予定表に名前が記されていた。ずらっと並ぶ歯科用椅子は壮観だ。一体一日にどれほどの患者さんが通うのだろうか?歯科病院としては恐らく日本一なのだろう。兎に角圧倒されました。また医師も看護師も皆さん親切でした。ありがとう、お世話になりました。

「極東の民、日本人。徒然のままに」
地球儀で日本国を見てみる。太平洋の西の端と見るのか、大陸の東の果てと見るのか、いずれにしても端であるという点では一致している。そんな列島に住む日本人。実に面白い民族だと思う。いかなる理由かは分からないが、西の大陸から人びとは、新たな土地を目指して、または追われて、果ての島に辿り着いた。そこは文明の果てなのだろうか。否、新しい混合文化を育む土地だと私は思っている。面白いには日本語だ。日本には元々「大和言葉」なるものがあった。例えば物の数だが。大和言葉では「ひー、ふー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー」となる。そこに大陸から漢字が入ってきた。当時、呉音で発音された漢字は「音読み」の「表意文字」だった。元々の大和言葉には文字はなかったので、漢字の発音から真似て、大和言葉に漢字を当てはめて、更に文字を崩して簡単な文字「平仮名」を作った。それが更に略した「カタカナ」になった。これだけ柔軟性のある考え方をする国民性を持つ日本人。驚きとしかいいようがない。平仮名やカタカナは「表音文字」だから、表意文字と表音文字を混ぜ合わせて使う新しい日本語が出来たということだ。実に素晴らしい考え方だ。新しい文明を見事に取り込んでいくのが日本人の特性なのだろう。それは日本人が大陸の西や北や南から海を渡ってきて、交じり合い、互いを受け入れて出来た民俗だからなのだろう。地球上の災害と言う災害を抱え、常に危険な自然との闘いは、正に災害史上のデパートだ。しかし、そこには四季があり、美しい自然もあり、恵み多き海山がある。近年では「戊辰戦争」や「明治維新」、「太平洋戦争敗戦」という荒波に揉まれながらも、ここまで発展してきた。将来はと言えば、「少子化」の波が襲う日本。だが必ず解決策を見出して行くことを私は信じている。東京の桜も既に散った。記録的だった「暖冬」後の桜は素晴らしかった。(写真:豊洲公園の桜の花絨毯)
桜絨毯