「牛タンの利久」

「手前勝手世界食物語、第668話」
「牛タンの利久」
久し振りに数寄屋橋の東急プラザにある「牛タンの利久」を訪れた。半年以上来ていなかった。コロナ禍このビルにある免税店では閑古鳥が鳴いていたが、大手資本のロッテの経営で何か生き延びたようで今も営業していた。
仙台名物の牛タンには色々と思い出もあるが、この店の牛タンはひと時市場を席巻していた。厚切りの牛タンが本当に柔らかくて美味しかった。今も分からないが、少し薄くなってはいないだろうか?
注文したのは「牛タン6枚入り」ご飯普通盛りだ。(写真:S1)
牛タンに漬物、麦入りご飯にとろろ芋と生玉子、そして牛テールスープだ。
麦が何パーセント入っているのだろうか?今時珍しい麦ご飯だ。
次男が小学生の頃、単身赴任していた仙台に遊びに来ていてスキーに連れて行った。そんな晩に牛タンの店「太助」に連れていき、厚い牛タンの柔らかさに驚いて沢山食べていたのを思い出す。最初の赴任地が仙台だったので、その頃から仙台では牛タンが食べられていた。東京に戻って青山のスーパー紀伊国屋に行くと牛タンの塊はあったが、薄切りの牛タンはなかったので、厚さを指定して切ってもらい自宅で牛タン焼きにした思い出もある。今では牛タンは全国に広まったが、昭和50年初頭の東京には牛タン焼きはなかった。
以上、中々桜が開花しない東京から㔟古口がお送りしました。
0
0
0
0
0
0
0
次は前週のJ REPORTに続きます。