「肝臓癌の宣告を受けて」

「J  REPORT 2023 6月第4週号」
「リタイアメント・ノート 13年12ヶ月目」
「VOL.1321 SINCE AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。

「肝臓癌の宣告を受けて」
覚悟はしていたものの、医師からの宣告はある意味辛かった。これまでの経緯を観てみよう。
昨年11月に同じ聖路加で「PET-CT」で癌検診を受けた。この時の結論は「肝臓内には脂肪肝があり、それが影のように見えている」という診断だった。だから安心していた。
ところが今年4月の人間ドックのエコー検査で影が見つかった。担当消化器医師は「この影は怪しい」ということで再度MRI検査とエコー検査を実施。その結果が先日の9日に伝えられた。それが肝臓癌だということだった。
医師からは「7月10日手術をしましょう。方法は肝動脈塞栓術です」とのこと。聞くと所謂癌の兵糧作戦だそうで、癌に栄養が行かないようにして消滅を図るというものだそうだ。比較的楽に出来るが、完全には除去できないので、再発の恐れはあるという。
ネットで調べてみたら、「肝動脈塞栓術の2年後の生存率は75%、5年後の生存率は25%~50%だということだった。これがどんな意味を持つのか?
携帯に着信があった。過去2度も掛かって来ていた番号なので出てみると聖路加の医師からだった。「造影剤の件で明日来てもらいたい」とのこと。翌日病院を訪れると、要は私は以前CT検査の際の造影剤投与でアレルギー反応がかなりあったことから、違う造影剤を使用するが、追加で飲み薬を術前12時間から呑み始めてもらう」とのことだった。その際、医師に私の癌はステージいくつですか?と聞くと、アイフォーンを取り出し、調べてから「ステージ2,中期の癌です」とのことだった。ステージ2とはどう判断すればよいのか?
並行して膝のリハビリも続けている。やはり中々大腿部の筋肉の腫れが引かない。掛かる人は数カ月かかるというからまだまだ我慢がいるようだ。漸く杖なしでも歩けるが、それでも3か月位は杖を用いる方がよいとのアドバイスだった。リハビリは更に続く。