「釧路の旅、後記」

「釧路の旅、後記」
一番驚いたことはその寒さだった。朝の気温がマイナス19度という日が何日か続いた。今でもマイナス15度と聞く。やはり身体が固まり、肺から空気が抜けるような気がした。
二番目には、阿寒湖畔の猫だった。温泉の蒸気が噴き出す口近くで横たわっていたが。本当に利口だ。一番暖かい場所を見つけていたのに驚いた。
三番目には丹頂の飛行姿だ。これまで何度も丹頂見物には訪れていたが、中々飛行してくれなかった。しかし今回は空も晴れていて、餌場と田んぼを何度も往復していたので、飛行姿を撮影することも出来た。良かった。
四番目は流氷を遠方ながら観ることが出来たことだ。その数日後漸く流氷が沿岸付近にまで到達したと報道していたので、今月中旬の流氷見物時には間違いなく流氷と会えるだろう。
五番目は北海道の人たち(雪国の人)は、冬は傘を差さないということだ。何故ならば北海道の雪は上から降るとは限らないからだ。横からも下からも雪は降る。だから北海道で傘を差している人がいたら都会の人だということだ。ではどうするかというと、頭はすっぽりフードで覆われていた。
六番目は少なくとも釧路では、融雪剤や地下水を道路に撒いて雪を溶かさないことだ。理由は雪が溶けた途端に凍り付いてアイスバーンになってしまうからだという。本州の常識とは違うことが多い。
釧路には次は7月末のロング休暇だ。避暑といえばいいだろう。楽しみだ。