「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「イニシェリン島の精霊」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年10作目)
何だか不思議な分からない映画だった。アイルランドのある島の出来事。時代は1923年。島の住民である二人の男はこれまで親友だったはずなのだが、突然一人が絶交を告げる。理由は「お前は退屈でおしゃべりだから」という訳。理解できない相手は更に話そうとするが、話しかけたら自分の指を切ると言い切る。そこから起こる事件を描く。

「レジェンド&バタフライ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年11作目)
美濃の蝮こと斎藤道三の娘、濃姫が政略結婚で信長の妻に。そして歴史の中で濃姫からみた信長を描く。駄作でした。

「うまくいきますように」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年12作目)
85歳になる元実業家が脳梗塞で倒れ右半身がマヒとなる。娘二人が介護するが、本人は安楽死を希望する
が、させる、させないでもめる関係者たち。しかし本人の意思は固い。
しかし、フランスの法律では許されない。そこでスイスへと。ある意味コメディーだ。

「仕掛人藤枝梅安」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年13作目)
江戸には人を暗殺する人たちがいた。そんな裏社会での隠語は、起こり=殺人依頼者、蔓=元締め、仕掛人=暗殺者。表の生活は針医者である梅安を中心に暗殺業の世界を描く。例えば妻が夫を殺そうとして、起こりになると。ごく普通の商売をしている(表の姿)蔓が殺人を請け負い、針医者で名医でもある梅安に依頼し仕掛人となる。配当は蔓と仕掛人で半々に分けるという訳。

2月10日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「バビロン」、「エゴイスト」、「コンパートメントNo.6」、「崖上のスパイ」、「#マンホール」、「対峙」、「Sin Clock」が紹介されていました。

また2月10日付け日経新聞夕刊の「アートレヴュー」の評価は「コンパートメントNO。6」が5つ星、「バビロン」が3つ星、「小さき麦の花」が4つ星、「崖上のスパイ」が4つ星、「銀平町シネマブルース」が4つ星、「二十歳の息子」が4つ星でした。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行きました。また2月にオホーツク3日間の旅を予定しています。
また海外にはハワイに5月家族と行く予定です。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした.
「悪い奴ら」(井川 香四郎 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年7作目)「番所医はちきん先生休診録」シリーズ第5弾

「ふたり道」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年8作目)「父子十手捕物日記」シリーズ第17弾

「獄門待ち」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年9作目)「隠密船頭」シリーズ第10弾

「桜の下で」(小杉 健治 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★★(今年10作目)「風列廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ第61弾

「荒ぶるや」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年11作目)「空也十番勝負」シリーズ第9弾