「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ナイトメア・アリー(悪夢小路」(TC日比谷にて)私的評価★★★★(今年28作品目)
戦前のアメリカ中西部。カーニバルの一座に加わった男はやがて自分の才能を生かし「千里眼の霊媒師」として活躍始める。しかし実は本当は暗号をアシスタントの女性から受け取っていただけの所謂詐欺師だった。果たして彼は成功するのか、それとも失敗するのか?最後の結末が面白い。必見ですね。

「アンビュランス」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年29作品目)
全編の80%はカーチェイス。一体何台の車を潰せばいいのだろうか。兄貴分は既に銀行強盗を37回行った男。弟は養子で黒人だが元海兵隊員。妻の手術費用捻出のために兄から無理に誘われて銀行に押し入り3600万ドルを強奪する。しかしその過程で警官を撃ってしまう。駆け付けた救急車に乗り込んだ兄と弟は、負傷した警官を救おうとする女性救急救命士を乗せたまま、警察の包囲網を逃げ回るというお話し。観ていて疲れる映画でした。

「ニトラム」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年30作品目)
1996年のオーストラリア。情調不安定な青年ニトラム(これは綽名でのみ野郎とでもいうのか)が両親と暮らしていた。偶然に知り合った50歳の富豪女性に気に入られ、同居することになる。だが彼の不安定さは変わらない。二人でドライブ中に彼が彼女のハンドルをひねり事故を起こし彼女は死亡。しかし財産は彼に残されていた。現金50万オーストラリアドルと豪邸を得た彼はやがて銃の収集に走る。そしてスコットランドで起きた小学校銃撃事件に刺激を受けて彼がしたことは?本当のお話しでした。

4月1日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」は、「英雄の証明」が4つ星、「TITAN チタン」が4つ星、「キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性」が4つ星、「やがて海へと届く」が4つ星、「モービウス」が3つ星、「猿ノ王国」が3つ星、「世の中にたえて桜のなかりせば」が3つ星、「私はヴァレンティナ」が3つ星、「女子高生に殺されたい」が3つ星、「シャドウ・イン・クラウド」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本。長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、北海道・釧路、そして石川・橋立に行きました。
4月は再度札幌と大人の休日俱楽部パスを利用して東北や信州に蕎麦の旅に、また5月には沖縄や能登半島、7月には釧路、そして9月には鹿児島に行く予定。
海外には8月にハワイに行く予定。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「本所寿司人情」(倉阪 鬼一郎 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年73冊目)「夢舞台んみだ通り」第4弾

「町方燃ゆ」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年74冊目)「父子十手捕物日記」第12弾

「犬の報酬」(堂場 瞬一 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年75冊目)