「海のハンター展、後記」

「海のハンター展、後記」
海のハンターに対して狩られるものもそれぞれに抵抗している。身体に毒のある針を付けたり、マンボウのように大きくなったり、海の中のカメレオンのように周囲に溶け込んだり、磯巾着の中に逃げ込んだりと色々な形に進化し、捕食されないようにしている姿には感動だ。写真は「海亀」だ。亀は硬い甲羅で覆われていることで自分自身を守る。(写真)海亀)

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私は屋久島の夜の海岸で海亀の出産シーンを観たことがある。砂に穴を掘り、そこに卵を産み落とし、砂を掛けて親は海に戻る。そこで産まれた小亀は1000匹の内の数匹しか、この海岸に戻っては来られないと言う。自然は厳しい試練を小亀に与えているのだ。海の中だけではない。極寒の地でも生活している動物は海から餌を得ている。(写真:極寒の動物たち)
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白熊はこの地の最強の動物なのだろう。しかし温暖化による氷の減少でアザラシなどを捕獲しにくくなっているとも聞く。またペンギンは非常に早いスピードで海中を泳ぎ、魚を獲る。魚よりも早く泳ぐことも可能だというから驚きだ。それにしても小学生の多さで会場は熱気むんむんだった。