「團菊祭五月大歌舞伎」

「團菊祭五月大歌舞伎」於:歌舞伎座(写真:K1)
「歌舞伎座新開業十周年」(写真:K2)

「寿曽我対面」「十二世市川團十郎十周年」(写真:K3)
歌舞伎では正月には必ず演じられる演目だ。
富士の裾野で行われていた巻き狩りに現れた曽我兄弟が仇と狙うのは鎌倉殿の側近である工藤佑経。ここで兄弟が工藤と面会し敵討ちの話しをするという場面だ。

「若き日の信長」(写真:K4)
大佛次郎作の所謂新歌舞伎だ。主演は團十郎。成田屋に受け継がれている新歌舞伎の傑作。
虚け者と嘲られていた若き信長の苦悩を描きつつ、遂に桶狭間への出陣を決断するまでを描く。

「音菊眞秀若武者」(写真:K5)
本日の目玉だ。音羽家の人間国宝・尾上菊五郎を祖父に、寺島しのぶを母に、父はフランス人の10歳の少年「寺島眞秀(まほろ)」が「初代・尾上眞秀」として初舞台を行った。
岩見重太郎狒々退治を演じる。
最初は美少女として現れ、農民の訴えを受けて狒々退治を決意した殿様(團十郎)に自らが狒々を討つと名乗るが、美少女は実は敵討ちの旅の途中の岩見重太郎だった。彼は狒々を討つと宣言し、狒々と対峙するというお話し。

今月はほぼ満席でした。10歳の少年は可愛いね。