「十和田湖と奥入瀬」

「十和田湖と奥入瀬」
早朝、かなり大きな雷鳴で目を覚ます。窓の向こうを観ると黒い雲と稲光が見える。そして地面を叩くような雨が降っていた。これはやばい。だが、数時間後雨は止んでいた。助かった。十和田湖には中学3年生の時に学校の修学旅行で来た覚えがある。社会人になってからも一度来た記憶はあるのだが、思い出せない。兎に角60年前の強い印象のままの十和田湖だった。(写真:B1)
この湖、大きさは日本で12位、透明度は3位、カルデラ湖で流入する川はなく、周囲の山からの地下水が湖底に噴出しているという。湖面の水温は夏は15度、冬は1度、湖底は常に5度だという。唯一流れ出ている川が「奥入瀬」だ。だから氷結しない湖だ。
湖畔にも赤く色着いた木があった。(写真:B2)
観光船に乗る。(写真:B3)
周囲の紅葉だが、遠くに見える時には黄色がまだらになって綺麗ではない。(写真:B6)
しかし近づくに連れて色鮮やかな、黄色、赤色、緑が折り重なり実に美しい景色を見せていた。(写真:B4)
(写真:B5)
この見頃の紅葉を観ようと多数の観光客が訪れていて大渋滞を起こしていた。

外国人観光客も多い。奥入瀬を下る。雲井の滝だ。(写真:B7)
阿修羅の流れだ。(写真:B8)
急な流れだ。(写真:B9)
早くバスやタクシー以外の自動車は奥入瀬には乗り入れ禁止にすべきだ。
帰り道、空は夕焼けで奇妙な形の雲が浮かんでいた。(写真:B10)
旧秋田城址の千秋公園前だ。(写真:B11)
旧主の佐竹家は元々常陸の大名だったが、関ヶ原で西軍についたがその後家康により秋田に封じられた。それから二十数代を経て未だに佐竹氏が知事を務めているという古代史のような時代偏重の県なのだろうか?
十一夜の月が輝いていた。(写真:B12)
食事に秋田駅前に行った。最初に訪れて店は予約で満席と断られた。次の店も対応が悪く出てしまった。最後は駅ビルにある稲庭うどんの佐藤養助では麺類しかなかったので、これも諦めた。
仕方なく訪れたのが「秋田比内鶏や」と言う店だった。この駅ビルの店は大半が午後7時半オーダーストップで午後8時閉店となっている。地方の夜の締めは早いのだ。
頼んだのは「きりたんぽ鍋」。きりたんぽとは、槍の穂先に被せる筒状のものを「タンポ」というが、この食べ物が槍のタンポに似ていることから名付けられたという。ご存じのようにうるち米を棒状に固めて火で炙ったものを鍋で食べるものだ。
ノンアルコールビールを頼む。(写真:B13)
これはきりたんぽ鍋だ。(写真:B14)
具材はメインのきりたんぽの他、鶏肉、牛蒡、葱、茸類、しらたき等々入っている。(写真:B15)
出汁は醤油ベースの若干甘いものだ。(写真:B16)
(写真:B17)
秋田の地元料理を堪能して本日の夕食は終わりです。ご馳走様でした。秋田の夜は直ぐに暮れる。