「北東北紅葉の旅・男鹿半島とナマハゲ」

「J  REPORT 2023 11月第1号」
「リタイアメント・ノート 14年5ヶ月目」
「VOL.1339 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦129話」「北東北・紅葉の旅」「男鹿半島とナマハゲ」
実に良い天気だ。気温10度とちょっと低めだが、晴れ渡った空からは暖かい太陽光線が降り注いでいた。降り立った秋田空港から男鹿半島に向かう。道路の周囲は常緑樹が多く紅葉は観られない。嘗ては琵琶湖に次ぐ広さだった八郎潟を通過し男鹿半島の最先端の「入道崎」に着く。白い灯台が印象的だ。日本には3000余の灯台があるが、実際に登れるのは16だけだというそのうちの一つがこの灯台だそうだ。(写真:A4)
日本海が目の前に広がる海岸線。(写真:A5)
(写真:A6)
真山(しんざん)神社だ。ここから「ナマハゲ」が始まったという。(写真:A7)
石段を登る。(写真:A8)
と言いたいのだが、私はこの石段はパスしてナマハゲ伝承館に先に向かった。(写真:A9)
男鹿半島にはナマハゲを行う集落が90もあるという。ナマハゲというのは山の神が年末の大晦日に集落の一軒一軒を訪れて一年の平安を感謝し家内安全や豊穣を祈る儀式だという。ユネスコの無形文化遺産ともなっている。(写真:A18)
ここには各地区のナマハゲが150体もあった。顔もそれぞれの地区によって違い個性があるのが面白い。(写真:A10)
ナマハゲはその家の中に怠け者はいないか、悪い子供はいないかと問い掛けて正しい道を示すのだという。子供たちが泣き叫ぶ姿は本当にナマハゲを恐れているのだろう。ナマハゲを題材にした寸劇が見られた。(写真:A12)
(写真:A13)
ナマハゲは厳しい冬を乗り越えるために地域の結束を固める儀式でもあったのだろう。
南下して秋田に向かう。途中沢山の風車があった。(写真:A14)
夜はホルモンの店に行く。「ホルモン伸栄」と言う市役所の目の前の店だ。ここでホルモン焼きを食べる。所謂ジンギスカンのホルモン版だ。(写真:A15)
(写真:A16)
ついでに比内地鶏の串焼きも頼む。(写真:A17)
タクシーの運転手さんによれば、市役所始め官庁街の人たちも業務が終わると直ぐに帰ってしまい、飲み屋街は閑散としているという。最低賃金が1000円以下の秋田は貧乏県なのだろう。街に活気は見られなかった。さて明日は何を食べようかなあ。