「リハビリ終了する」

「J  REPORT 2023 9月第4号」
「リタイアメント・ノート 14年3ヶ月目」
「VOL.1334 SINCE AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「リハビリ終了する」
右膝の手術から4カ月が経った。歩行も杖なしで出来るようになり、早さもそれなりになってきた。そして漸くリハビリの終了が伝えられた。まだ筋肉は細くとても従前と同じとは言えないが、それでもほっとするひと刻だ。
ハワイへの旅では毎日1万歩以上歩いた効果が出たのか、医師からは兎に角歩く事と言われたが、今度は気力が湧かないのと、暑さで家でのスクワットやラジオ体操程度しか出来ない。リハビリは実はこれからの自主的な活動に掛かっていると自覚しつつも、精神力の低下が悩みの私でした。

「抗癌剤の副作用」(写真:A1)
今月から始まった抗がん剤治療。小冊子によれば「テセントリク」と「アバスチン」という2種類を点滴投与するのだが、テセントリクは抗PD-L1抗体と呼ばれる薬で、癌細胞の表面に出たPD-L1に結合することで癌細胞から免疫細胞の動きにブレーキがかからないようにする。その結果として免疫細胞は攻撃力を取り戻し、癌細胞を再び攻撃することが出来るようになると考えられている。一方アバスチンだが、癌細胞は正常な細胞と同じように血管から栄養をとって大きくなる。癌細胞は更に大きく成長するためには新たに血管を作ろうと「血管内皮増殖因子(VEGF)」という物質を放出する。アバスチンはVEGFという物質を捕まえてその働きを阻害することで、癌に栄養や酸素を運んでいる血管が退縮したり、新たな血管が作られなくなり癌の成長を妨げると考えられる。
こうして二つを組み合わせる併用療法は異なる作用の薬を使って複数の方法により癌細胞を行為する治療とのことで、私のように複数の小さな癌細胞があり、切除や放射線治療が出来ない患者向けに採用されるということだが、副作用の恐れもあるという。副作用には、高血圧、G5)蛋白尿、疲労、肝機能検査値異常、かゆみ、下痢、食欲減退等があるようだが、今のところ私にはそう言った症状は現れていない。あとは実際に癌細胞が減っているかということだが、今後の治療の推移と検査結果が分かるまでは、このまま頑張るしかないのだろう。