「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「土を喰らう十二カ月」(UC豊洲にて)私的評価★★★★(今年96作目)
信州の山奥に住む初老の男性作家。妻とは13年前に死別。残されたのは犬の「山椒」のと暮らし。殆ど自給自足生活だから食べ物は自宅の畑か山が産む品。彼は6歳の時に禅寺に小僧として出され毎日和尚様と一緒に精進料理を作っていたが9歳で逃げた経歴がある。その時の知識を元に自家製精進料理を作る。一方、出版会社の担当女性が訪ねて来ては原稿を催促する日々。そこで起きる死や生を描くほんのりとのんびりとした人間らしいお話しだ。作家を沢田研二が、女性社員を松たか子が演じているが、沢田研二は本当に爺になったね。それともメイキングかな?でもよく考えてみると戦後とはいえ、6歳で子供を小僧に出すか?義務教育はどうなっているのか?ちょっと設定が可笑しくないですかね。

「ザ・メニュー」(UC豊洲にて)私的評価★★★★★(今年97作目)
ある島で超有名シェフの特別ディナーが開かれた。招かれた客は12名。一人当たり1250ドルだという。そこで次々と提供される料理と更に驚くべきことが起こる。最後まで謎が謎を呼ぶ。シェフが「あと5分」と手を叩く「パン」。全員が「イエス、シェフ」

11月18日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「ある男」、「わたしのお母さん」、「ザ・メニュー」、「サイレント・ナイト」、「宮松と山下」が紹介されていました。

また11日付け日経新聞夕刊の「アートレヴュー」の評価は、「土を喰らう十二カ月」が5つ星、「ドント・ウォーリー・ダーリン」が3つ星、「ブラック・パンサー ワガンダ・フォエバー」が4つ星、「すずめの戸締り」が4つ星、「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」が3つ星、「ステラ seoul mission」が3つ星、「あなたの微笑み」が3つ星、「あちらにいる鬼」が3つ星、「奈落のマイホーム」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」「トップガン マーヴェリック」「アルピニスト」「ボイリング・ポイント」「アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台」「ロッキーVSドラゴ」「異動辞令は音楽隊!」「アイ・アム まきもと」「ダウントン・アビー」「MONDAYS」「犯罪都市 The Roundup」「土を喰らう十二カ月」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」
6月大歌舞伎第2部を観劇。「信康」・「勢獅子(きおいじし)」
7月大歌舞伎第2部を観劇。「夏祭浪花鑑」=主演は海老蔵。「雪月花三景」=海老蔵、ぼたん、堀越勘弦の親子
納涼8月大歌舞伎第2部観劇。「安政奇聞佃夜嵐」「浮世風呂」
秀山9月大歌舞伎第2部を観劇。「松浦の太鼓」「揚羽蝶繍姿」
芸術祭十月大歌舞伎第2部を観劇。「祇園恋づくし」「釣女」
十一月吉例顔見世大歌舞伎、十三代目市川團十郎襲名、八代目市川新之助初舞台の昼の部を観劇。「祝成田櫓賑」「外郎売」「勧進帳」
十二月大歌舞伎 市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿披露 八代目市川新之助初舞台を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に、6月には宮古島へ、下旬には釧路に避暑、8月には長岡に花火見物に、9月には今年4度目の北海道へ、10月には都民割で迎賓館見学に、11月には4S会で新潟北陸に行きました。
また11月には大人の休日俱楽部パスを利用して東北、信州への蕎麦の旅、12月には八重山諸島や、北陸と岐阜へ行く予定です。
また海外には32度目のハワイに8月、33回目のハワイは11月にに行き、次のハワイは2023年5月の予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした.
「背中の蜘蛛」(誉田 哲也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年250目)

「そこにある幸せ」(井川 香四郎 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年251目)「ご隠居は福の神」シリーズ第10弾

「朝比奈凛之介捕物暦」(千野 隆司 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年252目)「同」シリーズ第1弾

「千両の首」(佐々木 裕一 著)朝日時代文庫 私的批評眼★★★(今年252目)「斬!江戸の用心棒」シリーズ第2弾