「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「峠 最後のサムライ」(UC豊洲にて)私的評価★★★★★(今年51作品目)
長岡が輩出した偉人は二人いる。戊辰戦争時の長岡藩家老河井継之助とその80年後の太平洋戦争時の山本五十六元帥だった。共に戦いの中で散った。幕末から明治時代への移行期、戊辰戦争で長岡藩は幕府軍にも付かず、西軍(官軍)にも付かず中立を通したが、西軍の要求は「献金3万両と官軍に組し派兵せよ」とのことで交渉は決裂し最後は西軍との戦いになる。河井が望んだ西軍と東北連盟軍との和平調停への試みは成功しなかった。
実は俳優陣の頭には髷がなく月代がない総髪だったのは事実と反しているのが玉に瑕か?

「エリザベス 女王陛下の微笑み」(TCシャンテにて)私的評価★★★★★(今年52作品目)
1952年女王になったエリザベスの半生をドキュメントで描く。多分世界で一番握手をされた女性だろう。訪問先でも訪問者にも兎に角握手。女王とは英連邦王国での「君臨すれど、統治せず」の元首だ。御年96歳だが今も元気だ。なかなかかわいい女性だ。だが我々からすれば階級社会の頂点に君臨しているのが女王なのだから、どうしてこれほど国民の人気を集めるのだろうか?そこに矛盾はないのだろうか?

「メタモルフォーゼの縁側」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年53作品目)
芦田愛菜が母校の後輩で大人気の女優だと最近知ったので映画を観に行った。本屋で知り合った女子高校生と老女との心の触れ合いを漫画を通して描く。

6月24日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」の批評によれば、「ベイビーブローカー」が4つ星、「あなたの顔の前に」が4つ星、「イントロダクション」が4つ星、「リフレクション」が4つ星、「東京オリンピック SIDE:B」が3つ星、「ザ・ロストシティー」が3つ星、「神は見返りを求める」が3つ星、「母へ捧げる僕たちのアリア」が3つ星、「ルッツ 海に生きる」が3つ星、「ハイ!ティーチャーズ!」が3つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」「トップガン マーヴェリック」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇。「信康」・「勢獅子(きおいじし)」
7月大歌舞伎第2部を観劇予定。(桟敷席確保)
  第1幕「夏祭浪花鑑」=主演は海老蔵。第2幕「雪月花三景」=海老蔵、ぼたん、勘弦の親子が出る。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に、6月には宮古島に行きました。更に6月の下旬には大人の休日俱楽部パスで米沢、長野、清里,会津若松に、
また7月には九州(博多、佐賀、熊本)、佐渡島と釧路で避暑、8月には長岡で花火を、9月には北海道に、そして10月には高松に行く予定。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「仕立屋お竜」(岡本 さとる 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年143冊目)「同」シリーズ第1弾

「ダブルエージェント 明智光秀」(波多野 聖 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年144冊目)

「殿様の家出」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年145冊目)「神田のっぴき横丁」シリーズ第1弾

「北町の爺様」(牧 秀彦 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年146冊目)「隠密廻同心」シリーズ第1弾