「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ロスト・キング 500年越しの運命」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年71作目)
実話だ。16世紀末に亡くなったリチャード3世はその100年後にシェークスピアにより極悪非道の王に描かれてから得ていて、それがイギリス史の正史となっていた。シェークピアの劇を見て疑問に思ったごく普通の主婦が色々な歴史書を紐解き、遂に未発見だった王の墓を見つけるというお話し。そこには歴史は勝者によって
書き換えられたのと、他人の手柄は自分の手柄にする輩(大学)が必ずいるという教訓話しだった。

「ファッション・リイマジン」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年72作目)
ファッション業界は大量生産、大量廃棄という最大の汚染源の世界だった。フランスの二人の若い女性デザイナーがサステイナブルなファッションを目指し、天然資源や素材で化学薬品を使わず、若年労働者を使用せず、炭素を出さない製造方法で新しい素材で作ったファッションを作ろうとする。世界中から候補地を探し出すというドキュメントだ。羊毛はウルグアイで産出させペルーで布に縫製するといった具合だ。

「ジョン・ウィック コンセクエンス」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年73作目)
兎に角ハチャメチャな映画だ。3時間と長いが大半が銃撃戦活劇戦でした。筋書きはあってなきが如し。

9月22日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では「ジョン・ウィック コンセクエンス」「ロスト・キング 500年越しの運命」「バーナデッド ママは行方不明」「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家」「ミュータントタートルズ ミュータントパニック」「ダンサー イン Paris」「ストールンプリンス:キーウの王女とルスラン」が紹介されていました。

また、9月22日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「ジョン・ウィック コンセクエンス」「燃えあがる女性記者たち」「ロスト・キング 500年越しの運命」「草原に抱かれて」「バーナデッド ママは行方不明」「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家」「ミュータントタートルズ ミュータントパニック」「ファッション・リイマジン」「コンフィデシャル 国際共助捜査」「クリーデンス・クイリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、そして更に福岡佐賀に行きました。
今後は10月の函館で紅葉を観て、11月に奥能登、三度の釧路、12月に奈良へ行きます。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年のオーストラリアかな?

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「夢幻 上」(上田 秀人 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年139作目)

「夢幻 下」(上田 秀人 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年140作目)

「千住宿」(小杉 健治 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年141作目)「情け深川恋女房」シリーズ第3段

「出世払い」(野口 卓 著)集英社文庫 私的批評眼★★★★(今年142作目)「おやこ相談屋雑記帳」シリーズ第1段

「公儀鬼役御膳帳」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年143作目)「同」シリーズ第1段