「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ソー:ラブ&サンダー」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年58作品目)
神を殺す男が現れる。下級の神であるソーと元恋人たちがその男と対決し、普通の市民たちを助けるというもの。

7月15日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」の批評によれば、「戦争と女の顔」が5つ星、「キャメラを止めるな!」が4つ星、「魂のまなざし」が3つ星、「炎のデスポリス」が3つ星、「BLUE ISLAND」が3つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」「トップガン マーヴェリック」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇。「信康」・「勢獅子(きおいじし)」
7月大歌舞伎第2部を観劇。「夏祭浪花鑑」=主演は海老蔵。「雪月花三景」=海老蔵、ぼたん、堀越勘弦の親子が出る。(写真:A6)

 「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」(写真:A5)
  1745年大坂の竹村座で人形浄瑠璃で初演されたものの歌舞伎版。荒くれで死刑になるとことを助けられた「団七」(海老蔵)は恩ある玉島兵太夫の息子「玉島磯之丞(廣松)」が放蕩の末、人殺しで追われていると知り匿うことに。(写真:A4)
一方団七と侠客同士の契りを結んだ「釣舩三婦(市川左団次)」夫婦や、「一寸徳兵衛(市川右団次)」夫婦らに助けられ、磯之丞を恋人の「琴浦」共々備中玉島に逃がそうとするが、団七の妻の親「三河屋義平次(片岡市蔵)」の策に嵌り、琴浦を奪われてしまう。取り戻そうとし追い掛けた団七は遂に親殺しになってしまうという実際にあったお話しを舞台にしたものと言う。団七の息子役で堀越勧玄君8歳が本名での最後の舞台に臨んでいた。(写真:A3)

  「新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)」
  まず新歌舞伎十八番だが、元々の歌舞伎十八番は成田屋市川家のお家芸で、初代團十郎から4代目までに演じられていた18番を七代目が1832年に纏めたもの。一方新歌舞伎十八番は九代目が1891年に完成させたものでその後増え18番以上になったという。
物語は平安時代、高倉帝の御代、疫病が流行り、帝の命を受けた源仲国(海老蔵)が村人たちと共に祈願祭を行うというお話し。ここに雌蝶役で「市川ぼたん(海老蔵の長女)」と雄蝶役に勧玄君が出る舞踊劇。非常に祭りの部分が迫力あり、素晴らしい舞でした。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に、6月には宮古島に、更に6月の下旬には大人の休日俱楽部パスで米沢、長野、勝浦に、7月に九州(博多、熊本、佐賀)に行きました。
また7月には続いて佐渡島へ、また釧路に避暑、8月には長岡で花火を、9月には北海道に、10月には高松に、そして11月には4S会で新潟北陸へ行く予定です。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「美しき愚かものたちのタブロー」(原田 マハ 著)文春文庫 私的批評眼★★★★★(今年157冊目)
これは絶賛に値するお勧めの作品だ。歴史の中で点と点の事実の間を作家がその創作力で描く。題材は国立西洋美術館の創設にもなった「松方コレクション」が如何にして出来上がり、戦後押収されていた絵画等をフランスから寄贈と言う形で取り戻すかが描かれている。実に面白い。フランス政府から寄贈を拒否された作品から何とか日本に来たのは、「モネ 睡蓮」(写真:A1)
「ルノワール アルジェリア風のパリの女たち」(写真:A2)
があり、常設展で観ることも可能である。

「お柳、一途 アラミスと呼ばれた女」(宇江佐 真理 著)朝日時代小説文庫 私的批評眼★★★★(今年158冊目)